笠柳(右端)のゴールでソシエダを破った長崎。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 親善試合とはいえ、この展開は予想できなかったようだ。

 J2で8位のV・ファーレン長崎は、久保建英を擁するレアル・ソシエダとホームの長崎ピーススタジアムで対戦。79分に途中出場の笠柳翼が鮮やかなドリブルシュートを決め、1−0で勝利を収めた。

 序盤から組織的な守備でソシエダの攻撃を封じた長崎は、逆にシュートチャンスを作り出し、優勢で試合を進める。後半頭から久保らが登場し、流れがソシエダに傾きかけたものの、その14番が72分で退いた直後に攻勢を強め、勝ち越しに成功した。    

 この試合を現地で取材していた、スペインの大手紙『Mundo Deportivo』のホルヘ・セラーノ記者にV・ファーレンの印象を尋ねると、「非常に優れたチームだ」と驚嘆した。
 
「3人の素晴らしいストライカーを擁する、とても万能なチームだ。3人のセンターバックも非常に組織化されていた。チーム自体を気に入ったよ。試合を見る前は、もっとレベルが低いと思っていたので本当に驚いた。最高のレベルだった。本当に2部なのか? 予想していなかったので、とんでもなく驚いた」

 もちろん、ソシエダはまだ新体制始動から2週間で、前日に長崎入りしたばかりで、コンディションは万全ではなかった。それらを考慮しても、長崎のクオリティの高さに驚きを隠しきれない様子だった。
    
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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