去就が注目されている中島。再び中東でのプレーとなるのか。 (C)Getty Images

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 ポルトガル1部ポルトに所属する中島翔哉に、ベルギー1部の名門アンデルレヒトが獲得を打診しているようだ。ベルギーのサッカー専門メディア『VoetbalNieuws』が、ポルトガルのテレビ局『SIC Noticias』が報じたと伝えている。

 中島は現在、ポルトに所属しながらもスカッドから外れる状態が続いている。実戦は12月5日のトンデラ戦以来出番がなく、ポルトガル紙などは概ねセルジオ・コンセイソン監督の構想外と報道。今冬にチームを離れる可能性が高いとされる。
 
 日本人ドリブラーに対しては、これまでにアラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインやアル・ナスルといったクラブが興味を持っていると報じられているが、日本人選手が多くプレーするベルギーのクラブも、獲得を打診したという。

 同メディアによれば、ヴァンサン・コンパニが率いるアンデルレヒトは、中島をレンタルで獲得したいとオファーを出した。しかし、これは断られてしまったという。交渉はまだ完全には途切れていないが、『VoetbalNieuws』によればポルトは完全移籍を考えており、中島を売却することで移籍金を得る方針を優先するようだと伝えている。
 
 かつて森岡亮太(シャルルロワ)が在籍したベルギーの名門クラブは現在リーグ4位につけており、首位クラブ・ブルージュとの勝点差は7ポイント。十分に逆転優勝を狙える場所につけており、中島をその切り札として獲得したかったようだ。

 果たして、日本人ドリブラーの新天地はどこになるのか。今後の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部