19日、ついに南野拓実リバプール移籍が発表されました。21日にクラブワールドカップで優勝を果たした世界一のクラブに日本人選手が加入します。

南野は2015年1月にオーストリアのザルツブルクに移籍した後、さらに才能を伸ばしたと思います。体の強さ、得点とチャンスメイク、運動量のレベルが上がり、相手にとって嫌なスペースを常に狙い続けるプレースタイルが開花しました。

僕は、今回の移籍はもっとも確実に実力が評価された結果だと思います。と言うのも、今回の移籍のきっかけは間違いなく10月3日のチャンピオンズリーグ、リバプールvsザルツブルクだと思うからです。

この試合でザルツブルクは0-3とリードされた後、南野をトップ下にポジションチェンジさせて息を吹き返しました。南野はゴールを挙げるだけでなくリバプールを苦しめ続け、相手にとって一番の脅威になっていました。結局リバプールが4-3で制したものの、この試合だけでも南野のインパクトは大きかったと思います。

リバプールのユルゲン・クロップ監督にはドルトムント時代に香川真司を指揮した経験がありますから、日本人の良さも十分わかっているのでしょう。だから獲得を決意したのではないでしょうか。

これは2003年8月、リスボンがマンチェスター・ユナイテッドと対戦したとき、当時マンチェスター・Uの監督だったアレックス・ファーガソンがクリスティアーノ・ロナウドに目を付けて移籍させたケースとよく似ています。今回の南野もそういう評価を得られたのです。

もっともリバプールは先発だけではなくサブの選手にも世界のトップクラスが揃っています。南野もずっと出続けられるとは思っていないでしょう。それでも、リバプールは試合数が多く、ターンオーバーは避けられません。となると、南野の出場機会は必ず訪れるはずです。

世界最高峰のリーグで、レベルの高い選手たちと一緒にプレーし、ワールドクラスの相手に挑むことで南野はさらに成長するはずです。南野が1ランク上のプレーを見せてくれるようになることを楽しみにしています。