若者のアルコール離れは日本だけの話ではない。数多くの産地を持つイタリアも同様だ。龍谷大学教授の大石尚子さんは「ワインを常用飲酒する人口は2010年の45%から2023年にかけて29%に減っている。だが、そんな中でも売り上げを伸ばしている種類のワインがある」という――。※本稿は、大石尚子『イタリア食紀行 南北1200キロの農山漁村と郷土料理』(中公新書)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/CarlosAndreSantos