エミー賞でプレゼンターを務めるグウィネス・パルトロウ。見た目はゴージャスだが……
 米テレビ業界で最高の権威とされるエミー賞。先週22日に行われた授賞式で話題をさらったのは、ある女優の歩き方だった。

 それは、有名女優のグウィネス・パルトロウ(46)が、プレゼンターとしてステージに登場したとき。ちょこちょこ小股で進み、のろのろとステージに向かうその姿にメディアもネットもたちまち大騒ぎに。「ごまかしながらトイレに行く姿」などと面白ネタにするネットユーザーも続出した。それにしても、一体なぜ、そんな歩き方をしたのだろう?

 今年のエミー賞授賞式でドラマ部門主演女優賞のプレゼンターを務めたグウィネス。ステージに登場するも、足を引きずるように小股で進み、マイクスタンドにたどり着くまでに時間がかかっていた様子。また、BGMにはスティーヴィー・ワンダーのナンバー「迷信(Superstition)」が流れていたが、そのファンキーなリズムと歩調も合っておらず、終始ぎこちない歩き方だったことが、人々の笑いを誘うことに。

 だが、全米からツッコミを入れられてしまったその歩き方には訳があったようだ。グウィネスのスタイリストであるエリザベス・ザルツマンが、芸能メディア『ザ・ハリウッド・レポーター』にこう明かす。

「1963年に作られたドレスだから背中にスリットなんてありません! グウィネスが素晴らしい歩き方だったとか、そういうことではありません。あのドレスを本物に保つために、ヴァレンティノ氏のデザインを私は変えたくなかったのです」

「(グウィネスは)親愛なる友人(ヴァレンティノ・ガラヴァーニ)を称えるために、彼のドレスを着て敬意を表す楽しい方法を取ったのです。最高に価値のある人に見えたじゃないですか!」

 ヴィンテージドレスを着ていたゆえ、歩きづらそうにしていたグウィネス、役目を終えた後には、やっとのことでステージを降りる事ができたという……。

 実際にそのときの動画を見てみると、そこまで滑稽(こっけい)には見えない。しかし、SNSでは面白ネタとして拡散され、ネット上ではジョークが飛び交っている。

「トイレを我慢しつつ、それを誤魔化そうとする歩き方」

「ベッドから冷蔵庫まで、布団をかぶったまま移動しているときの姿」

「ハロウィンでは、エミー賞のステージを歩くグウィネス・パルトロウに扮したい」

「今夜のエミー賞のベスト・パフォーマンスは、グウィネス・パルトロウがステージに歩いていくシーン」

「今回のエミー賞のベスト・パフォーマンス」と評されている(冷やかされている)グウィネス。スタイリストのザルツマンさんが言った通り、視聴者にとっては最高に価値ある人に見えたようだ……。

 今回のエミー賞をはじめ、グラミー賞やアカデミー賞といった米エンタメ界の祭典では、レッドカーペットを彩るセレブたちの衣装も見どころ。しかし、きらびやかに見える女性スターたちの衣装には、ハプニングはつきもののようだ。2018年3月に行われたアカデミー賞では、主演女優賞にノミネートされていたマーゴット・ロビー(27)が、授賞式の最中にほつれたドレスを自分で修繕したほか、別の女優も、着ていたプリーツドレスからスパンコールが取れてきていると明かすなど、ハプニングが続出した。

 また、今年5月のカンヌ国際映画祭では、米女優のエル・ファニングがディナー会で一時意識を失ったことも。このときの失神の原因が「きついドレス」と「生理」にあったことを、のちに本人がSNSで明かしている。

 スターたちのゴージャスなドレス姿は、見る人々の目を楽しませるが、着ている本人たちにはけっこう苦労もあるようだ。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>