Image: © 野坂昭如/新潮社, 1988 私の映画人生において、二度と見たくないと思っている名作が2本あります。それが『ハチ公物語』(1987年)と『火垂るの墓』(1988年)です。『ハチ公物語』は言わずと知れた渋谷のシンボル、秋田犬のハチ公が亡くなった飼い主の帰りを待ってひたすら渋谷駅に通い詰めた実話をもとにした作品。動物好きの私は涙が枯れるほど泣き、2度目を見るのは叶って