フィオレンティーナは30日のセリエA第10節で、ナポリにホームで1−2と敗れた。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は悔しさを表しながらも、冷静に分析している。終了間際のロスタイム、MFフアン・クアドラードが倒されたがPKにならず、逆にシミュレーションで2度目の警告を受けて退場となったにもかかわらず、モンテッラ監督は見事なフェアプレー精神を示した。

「判定に関するエピソードに左右されるのではなく、私はチームのパフォーマンスを分析しなければいけない。たとえそれらが決定的なものだったとしてもね。フィオレンティーナは素晴らしい試合をした。ナポリにはカウンターでやられたんだ。我々は多くをつくった。黒星に値しなかったよ。クアドラードの出場停止は残念だ。彼がシミュレーションで退場になるのを目にするのは、本当に不思議なことだ。彼はPKにふさわしかったはずだからね」

『スカイ』では、モンテッラ監督に対して拍手まで送られた。客観的に見て、フィオレンティーナにとって損害となった判定問題について、モンテッラ監督はふたをしたからだ。

「すべてを最後のPKのせいにするのは好きではない。私のフィオレンティーナが素晴らしい試合をしたことまで忘れろということになる。私は犠牲者ぶりたくないんだ。スポーツマンシップ? それが役立つことを願っている。この道が正しいということをチームに分からせたい。ナポリのような強いチームを相手に、我々は今季のベストゲームをしたんだ」

また、指揮官は、試合後に主審を抗議で取り囲んでいた選手たちを抑えようとしたときに、カルヴァレーゼ主審とやりあった際のことについて、こう説明している。

「主審は私だと分からなかったんだ。だが、私が彼に私は監督であり、握手をしたいんだと言ったら、彼は振り向いた。そしてとても丁寧に握手をかわしたんだよ」

一方で、アンドレア・デッラ・ヴァッレ会長は納得していない。非常に抑えたトーンではあったが、次のように話している。

「どうしてあれをPKにしないんだ? カルヴァレーゼは若い審判だ。とても優秀だが、あのときはおそらく、勇気を少し欠いてしまったんだろう。こういうミスから成長するものだよ。彼には善意があり、決してその立場は論じられていないからだ」

「我々にとっては二重にからかわれた形だがね。(次節)ミラン戦でクアドラードがいないのだからね。いずれにしても、私は冷静だ。このチームは成長しているし、去年より素晴らしい組織になっているからだよ。(マリオ・)ゴメスも近く戻ってくる」