新世代農業起業家、故郷の農村振興に奮闘 中国・福建省屏南県

【新華社寧徳6月11日】中国福建省寧徳市屏南県の邱桂敏(きゅう・けいびん)さんは1990年代生まれの女性で、大学を出て3年後の2016年に帰郷し、一糯千金農産物専業合作社(協同組合)を設立した。
「郷土の人々を養ってきた田畑が荒れ、誰にも顧みられない姿を見て胸が痛かった」。邱さんは、20年に南湾村の荒れた田畑を借りて農作物の栽培を開始した。翌年に県が共産党員幹部に荒廃農地の引き受けを呼びかけると、邱さんも合作社を率いて参加。引き受け範囲を一般の人々に拡大し、「屏南に田んぼを持とう」という区画オーナー制度を広めた。邱さんは「この革新的な試みは、多くの人に農業に参加し、自然の恵みを手にする体験をもたらした。同時に地元農家の穀物販路の確保という問題も解消した」と述べた。

邱さんの合作社は、荒れた山野に緑をよみがえらせただけでなく、南湾村と連携して棚田で音楽祭や農業文化フェスティバルなどを開催。閑散としていた村は次第にSNSで注目されるようになり、多くの若者が移住して民宿やカフェを開業するようになった。「人が増え、村にも希望が生まれた」と邱さんは話す。

ふるさとに根を張り、村の人たちと荒れた山を「金の山」、放置された田畑を「理想郷」に変えてきた。「信念を持ち、地に足を付けて頑張れば、農村の夢は実現できる」。邱さんは、自らの経験でより多くの若者の農村起業の道を照らし、農村振興に身を投じる人を増やしていきたいと願っている。









