受注は7月までいっぱい、中国の電動バイクが世界で爆発的人気に―中国メディア

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重慶市にある電動バイクメーカー「重慶虬竜科技」の組立工場では今、急ピッチで作業が進められている。

重慶から遠く離れた広東省広州市では15日に中国輸出入商品交易会(広州交易会)が開幕した。展示エリアでは、欧州や東南アジア、ラテンアメリカなどから来たバイヤーが、雅迪(YADEA)や江門正豪といった中国ブランドの新型電動バイクを細かくチェックしたり、翻訳アプリを使ってスタッフに航続距離や充電のパラメータを質問したりしており、その場で仕入れを決める業者も見られた。

雅迪の関係責任者は、「今回、すでに海外のバイヤー800社以上と接触できた」と話す。

半月ほど前に2026年スーパーバイク世界選手権(WSBK)で優勝して一躍有名になった中国のバイクメーカー「張雪機車(ZXMOTO)」のバイクが中国のネット上で大きな話題となっているほか、中国の電動バイクが海外でも爆発的人気となっている。

中国の2024年の電動バイクと自転車の輸出額は初めて400億元(約9200億円)の大台を突破し、その後も、勢いよく伸び続けている。

中国税関のデータによると、今年第1四半期(1-3月)、中国の民間企業の電動バイクおよび自転車の輸出額は前年同期比で30%増に達した。中国の重要なバイク生産拠点である重慶市だけを見ても、電動バイク及び自転車の輸出額は前年同期比23.6%増の1億7000万元(約39億1000万円)だった。

安価な移動手段と見られていた中国の電動バイクが今、海外で大人気となっているのはなぜなのだろうか?

現在、世界ではガソリンの廃止や制限に向けた動きが活発化しているほか、石油価格が激しく変動しているのを背景に、東南アジアや欧州、ラテンアメリカではガソリンから電気へのシフトが大規模に実施されている。

ニーズが爆発的に高まっている中、中国の電動バイクの「争奪戦」が繰り広げられているのはなぜなのだろうか?

中国には整備された電動バイク産業チェーンがあり、電気機械から電池、電気制御といった主要な部品の自給率が極めて高い。つまり、同様のスペックであれば、中国の電動バイクは生産コストがより低いということになり、サプライチェーンの強みが「流れに乗って製品を世界に」を可能にしているのだ。

リーディングカンパニーは近年、研究開発への資金投入を強化し続けており、重要な特許の数も大幅に増加するなど、中国の電動バイク技術の急速な進歩を直接後押しする原動力となっている。

中国の電動バイクは一部の地域だけでなく、ラテンアメリカや東南アジアアフリカ、欧州などにも輸出されており、世界各地で中国の電動バイクを目にすることができるようになっている。

輸出の構造が変化していることも注目に値する。欧州や中央アジアなどの市場では、ミドルレンジやハイエンドのバイクも新しい局面を切り開いている。

中国の電動バイクは現在、世界のハイエンド、ミドルレンジ、ローエンド市場が同時に発展する多元化ネットワークを張り巡らしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)