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 ◇ナ・リーグ ドジャース8―2メッツ(2026年4月15日 ロサンゼルス)

 ドジャース大谷翔平投手(31)が15日(日本時間16日)、本拠でのメッツ戦に打者としてのスタメンは外れ、先発投手として出場。エンゼルス時代の2021年5月28日(同29日)アスレチックス戦以来、5年ぶりの投手専念での出場で6回2安打1失点、毎回の2桁10三振を奪う好投で今季2勝目を挙げた。大谷の“代役”として「7番・DH」に入ったダルトン・ラッシング捕手(25)も2安打、自身メジャー最多の4打点を記録するなどの活躍で勝利に貢献した。

 持ち味の打撃力を存分に発揮した。0―0の2回、2死から右翼線二塁打で出塁し、次打者のキム・ヘソンの先制2ランを呼び込むと、3―1の8回無死満塁の場面ではメッツ3番手・ウィリアムズのチェンジアップを叩き、バックスクリーンへとダメ押しの4号満塁弾をたたき込んだ。

 メジャーのキャリアでは初めてのグランドスラム。背景には大谷との“約束”があった。地元メディア「ドジャースネーション」のダグ・マケイン記者が試合後、ラッシングのインタビューの様子を自身のX(旧ツイッター)に投稿。ラッシングは「試合開始の20分くらい前に“今日は君にホームランを何本か打ってほしいんだ。僕が投げるんだ”」と大谷から要望されたという。返答は「“ああ、もちろんだ、任せろ”という感じでした。そして、最後の打席でそれが起きたんです」と笑顔で話した。

 見事な有言実行弾。本塁打を放った8回の時点で大谷はすでに登板を終えていたが「彼を探したりはしませんでした」と言う。「彼が6イニングにわたって見せたパフォーマンスを見た後でしたからね。このチームの最高の選手からスポットライトを奪うためにここにいるわけではない。僕はただ、ダグアウトに活気を与えるためにここにいるだけですから」と謙虚に喜びをかみしめた。