将棋の福間香奈女流五冠(清麗、女王、女流王座、女流王位、倉敷藤花、34)が挑む棋士編入試験第3局が3月27日、大阪府高槻市の「関西将棋会館」で行われ、午前10時に生垣寛人四段(22)との対局を開始した。

【映像】福間女流五冠VS生垣四段 注目の試験

 試験は若手棋士5人と対戦する五番勝負。3勝を挙げれば合格となるが、福間女流五冠は第1局では山下数毅四段(17)に、第2局は片山史龍四段(21)に敗れて後がない状況となっている。史上初の女性の棋士誕生へ、崖っぷちから巻き返しを図ることができるか。

 福間女流五冠の受験は、2022年以来2度目。1回目の試験では0勝3敗で不合格となったが、2023年の結婚、2024年の出産を経て2025年に再び受験資格を獲得した。女性の受験者は福間女流五冠のほか、西山朋佳女流三冠(白玲、女流名人、女流王将、30)も難関に挑んだが、2勝3敗で敗退。過去に棋士になることができた女性はおらず、福間女流五冠が合格した場合は史上初の快挙となる。

 本局で試験官を務める生垣四段は、2025年10月にプロデビュー。今年度は8勝2敗と高勝率をキープして本試験を迎えている。振り飛車党で、四間飛車を得意としている。福間女流五冠の印象については、「中飛車の経験が多くて、指された数だと他の先生に引けを取らない。自分も参考に勉強してきた部分があるので、尊敬しています」と語っていた。

 後がない福間女流五冠は念願の棋士編入へ向けて、まずは初勝利を飾ることができるか。持ち時間は各3時間。本局の先手番は福間女流五冠。
(ABEMA/将棋チャンネルより)