スマートグラスは一般化するか? スマートグラスに舵を切る企業たち
来てるな…という雰囲気が痛いほど伝わるスマートグラス業界。去年の盛り上がりを経て、今年のCES会場でもその熱をヒシヒシと感じました。来てるなという気がするではなく、もう確実に来ている!
現在市場トップかつ最大手ポジションにいるのは、もちろんMeta。マーク・ザッカーバーグ氏自ら大ヒットと豪語するMeta Ray-Banのスマートグラスは、第2世代&初のディスプレイ搭載型を昨年リリース。その他、Google(グーグル)、Lenovo、TCLなど、段階は多少異なれど、それぞれスマートグラスの道を進んでいます。
スマートグラスにテック業界がかなり力を入れていると感じるのが、Asusのケース。Asusは2026年新たなスマートフォンをリリースしないことを発表しました。スマホじゃなくてスマートグラス作るよ!と明確に宣言したわけではないものの、Asusの方向性はもう周知の事実のようなもの。Asusのイベントで中の人(Jonney Shih氏)が、スマホよりAIグラスのカテゴリが今年はアツイという旨の発言もしています。
他はさておきスマートグラスだ!
他を縮小しスマートグラスにコミットしたい動きは、Asusだけではありません。トップポジションにいるMetaもです。昨年のカンファレンスMeta Connectで主役のスポットライトが当たったのはスマートグラスの新モデル(Ray-BanとOlakleyコラボ)でした。Meta Connectは、本来VRを語る場でしたが、VRトークはほぼなしでした。先日VR部門の人員削減も発表されたばかり。外から見ていても、会社がシフトしている様子がわかりやすく出ています。
このシフト、Apple(アップル)でも見られます。スマートグラス最優先で、Vision Proの軽量・安価モデルは一旦横に置いておくことになったと報じられていました。Bloombergによれば、Appleは2つのスマートグラスを開発中で、早ければ来年にもリリース予定とのこと。
スマートグラスのしわ寄せ
実際のところ、今、スマートグラスは非常におもしろくわくわくするステージにあります。自分も参加したいと多くの企業が思っても不思議ではありません。テックトレンドですね。そのトレンドを歓迎する裏には、その影に隠れてしまうモノがあるわけで…。
今年スマホ出しませんのAsusですが、AsusにはROGゲーミングスマホがあります。決して万人受けするメジャー端末ではないものの、バッテリーとモバイルゲーム性能を進化させてきたのは事実。Asusの個性や業界での面白さの1つは、そこにあると言っても過言ではありません。
MetaがVR部門削減しても、別に新たな企業、端末がでてきているので、VRゲーム業界がなくなるわけではありません。でも、ちょっと不安。Metaが大きな役割を担っていただけに、いてくれたほうが楽しくはあります。これはAppleも同じ。Vision Proは少なくとも現時点ではヒット製品とは言えませんが、参加してくれていると心強い。
スマートグラスは確かに今アツい。でも、この熱が必ずヒットを生むとは限らない…。スマートグラスが好きなだけに、(いちユーザーにすぎないのに)多くの企業がシフトしてくることで、若干肩が重いのです。何かを犠牲にして、どこまでヒットするのかな…って。

