アンデジ(アンパンマンキッズカメラ)で写真賞を受賞する快挙を日本人写真家が成し遂げる

子ども向けでありながら、30万画素の写真やフルHDの動画が撮影できるトイカメラ「アンパンマンキッズカメラ」を写真家のかみたば氏が魔改造し、写真を撮影。そのうちの1枚が、ブダペスト国際写真賞でHonorable Mention(選外佳作賞)を受賞したことが分かりました。
アンデジ(アンパンマンキッズカメラ)でついに成し遂げました!
『ブダペスト国際写真賞(BIFA/Budapest International Foto Awards)』にて、アンデジで撮った作品が「Honorable mention」を受賞しました!… pic.twitter.com/q1TyTiBoMV— かみたば/Kamitaba (@kamitabaphoto) October 16, 2025
かみたば氏が撮影した写真は以下のリンク先から確認できます。
Two Stories in the Summer Sun - Single Winner

説明欄には「気温が98.6°F(約37°C)もある蒸し暑い午後、2人の年配の男性が古びたベンチに並んで座り、彼らの声が重い夏の空気に優しく混ざり合っていました。私は低解像度のトイカメラ(0.3MP)を選択し、シーンをモノクロでレンダリングすることで、細かいディテールが消え、湿った空気の暖かさ、2人の間の穏やかな静けさ、そしてフレームの向こうに漂う夢のような雰囲気だけが残りました」と書かれています。
かみたば氏が使ったカメラは、株式会社アガツマが提供するトイカメラ「アンパンマンキッズカメラ」です。子ども向けにアンパンマンの装飾が施されていて、アンパンマンの声が出るなどの特徴があります。
きょうはなに撮る?アンパンマン キッズカメラ|株式会社アガツマ
https://www.agatsuma.co.jp/special/anpanman-kidscamera/

かみたば氏はこのカメラを魔改造しました。

大きく分解してフレームを装着し、カメラマウントを後付けしてCマウントおよびCSマウントのレンズを装着できるようにしています。

かみたば氏が装着したレンズは「6-60mm F1.6」です。

さらに、アンパンマンのシールを貼ることで元のアンパンマンキッズカメラっぽさを醸し出しています。かみたば氏いわく、このシールの選定が最も苦労した点とこと。

以下の動画で、かみたば氏が改造の過程やカメラの特徴などを語っています。
限界を超えて。『アンデジ4』をプロ仕様に完全フルカスタムする動画【きょうはなに撮る?アンパンマンキッズカメラ】 - YouTube
かみたば氏によると、改造後のカメラは「パキッとした絵というよりかは柔らかな描写が特徴。センサーサイズの都合上、35mm換算で考えると超望遠クラスのズームレンズになる上、使っているのが数千円の産業用レンズで性能はそこまで高くなく、空気の影響を大きく受け、手ぶれ補正が全くない上にフォーカシングも非常にシビア。撮影難易度は非常に高い」とのこと。
その代わり、一般的なミラーレスカメラで再現するのは難しい「かなり絵画的な表現」ができるようになったそうです。「特にモノクロにすると相性が良くて、うまくかみ合えば30万画素のキッズカメラとは思えないほどの描写になります」とかみたば氏は語っています。
