桜じゃないよ。なんの花?北海道が栽培面積2位の「給食でよく出るドライフルーツ」
みなさんは、この花がなにかわかりますか?
小さく白い花びらは桜にも似ていますね。北海道の特産品でもある果物の花です。給食ではドライフルーツとして出てくることがあります。酸味と甘みがぎゅっと凝縮した味が特徴です。
さて、なんの果物の花かわかりましたか?
白い花の正体は…「プルーン」
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正体は…プルーン!
プルーンは紫色で楕円形、果肉は少しくすんだ黄色のフルーツです。生の状態よりは、ドライフルーツを見たり食べたりしたことがある人が多いかもしれませんね。ドライプルーンがかなり濃い色なのに対して、生のプルーンの色は明るく鮮やかです。
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バラ科サクラ属の果物なので、桜の花によく似ています。バラ科サクラ属の果物としては、ほかにもサクランボ、桃、スモモ、あんずなどがありますよ。共通点は甘酸っぱい味がすることと、中央に大きめの種があることです。
プルーンはすももの一種。赤みがかった色で丸い形をしているのが「プラム」とも呼ばれる『日本すもも』で、紫色なのが「プルーン」と呼ばれる『西洋すもも』です。
プルーンのおいしい栄養の話
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プルーンは栄養価がすぐれている果物です。食物繊維のペクチンはお腹の調子を整えて、血糖値やコレステロールを良好に保つはたらきがあるといわれています。ミネラルのなかでは、さまざまな細胞のはたらきを助けるとされるカリウムが豊富です。またポリフェノールも多く含まれています。
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乾燥させると栄養が凝縮するため、栄養価の高い食品として、ドライプルーンが給食のメニューにもなっています。ただし、プルーンは腸を刺激してお腹を下すこともあるため、食べ過ぎには気を付けましょう。
北海道はプルーンの栽培面積全国第2位!
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北海道は、プルーンの栽培面積が長野県に次いで全国第2位。全国有数の特産地です。
北海道の中心である札幌市でもプルーンが収穫されています。同じ道央地方では余市町や仁木町、道南では北斗市や森町、道北では旭川市や増毛町、道東では網走市や北見市……というように北海道で広く収穫されているのです。
筆者はプルーンが収穫できる地域に住んでいたので、給食ではドライプルーンだけでなく、生のプルーンが出てきたこともあります。ドライプルーンとは違う、フレッシュで酸味が強めの甘酸っぱい味わいでした。中央の種がかなり大きく、子どもの小さい口だと食べるのが難しかったので、一般的には食べやすいドライフルーツとして出てくるのもうなずけます。
花が咲くのは4月ごろ。北海道で収穫されるのは早いもので8月上旬で、10月中旬ごろまで収穫できます。
プルーンは品種も個性豊か
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プルーンは品種も多く、北海道で収穫できるものもたくさんあります。
『サンプルーン』は紫玉で、甘みと酸味のバランスがちょうどいいです。『パープルアイ』は赤玉で大きくてずっしりと重く、甘みが豊かでジューシー。『ベイラー』は紫玉で甘みが強く、果汁もたっぷり……というように、品種によって形や大きさ、味などが違います。
ほかにも『プレジデント』や『アーリーリバー』、『オパール』、『トレジディ』などがありますよ。
北海道のプルーンを食べてみたい!
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いつもドライプルーンばかり食べていたみなさん、北海道の生プルーンも食べてみたいと思いませんか?
旬の時期であれば直売所で購入でき、フルーツ狩りなども行われています。でも、北海道まで足を運ぶのは大変……。そんな人にはお取り寄せがおすすめです。直売サイトや通販サイトがあるので、旬の時期に合わせてチェックしてみてください。
桜のように美しい花を咲かせて、おいしい果実がなるプルーン。給食でもお墨付きなほど、栄養も豊富です。ドライフルーツもいいですが、ぜひ北海道の生のプルーンも一度は味わってみてくださいね。
【参考】文部科学省、北海道、一般社団法人全国農業協同組合中央会、三基商事株式会社、横浜市、株式会社NHK出版、全国農業協同組合連合会
【画像】shige hattori、tsukat、kata716、Mayu78、tkyszk、STUDIO EST、flyingv / PIXTA(ピクスタ)

