再び負傷の宮市亮、同僚や元キャプテンがエール「彼は一人じゃない」

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 右ひざ前十字じん帯を再断裂した可能性があるザンクト・パウリFW宮市亮に、チームメイトや元同僚がエールを贈っている。ドイツ紙『ビルト』が5月2日に報じた。

 宮市は先月28日にグロイター・フュルトとのテストマッチに出場。昨年6月に負った右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを乗り越えて実戦復帰を果たした。しかし、出場13分で再び負傷。ザンクト・パウリは30日、右ひざ前十字じん帯を再断裂した疑いがあると発表した。最終的な診断結果は3日の間接鏡検査後に下される見通しとなっている。

 今回の負傷発表を受けて、ザンクト・パウリの元U−21ドイツ代表DFラッセ・ゾビーヒは「もし診断が本当に(既報通りに)認められたら、それは当然、彼にとって本当に不幸なことだ。本当に大きなショックがあるだろう。でも、リョウは一人じゃない。それは彼もわかっているはずだよ。チーム全員、クラブ全員が彼を応援している」とコメント。宮市へエールを贈っている。

 また、ザンクト・パウリの元キャプテンで現在はディナモ・ドレスデンに所属するドイツ人DFソレン・ゴンサーも「(前十字じん帯断裂を)こんなに短い間に3回も…。なんて残酷なんだ。でも、彼は日本のファイターだ」とメッセージを贈っている。

 宮市は1992年生まれの25歳。2011年からアーセナルに所属し、フェイエノールトやボルトン、ウィガン、トゥウェンテへのレンタル移籍を経験した。2015年夏にアーセナルからの完全移籍でザンクト・パウリに加入したが、移籍直後に左ひざ前十字じん帯を断裂。長期離脱を余儀なくされ、翌2016年4月に実戦復帰を果たした。

 しかし昨年6月、今度は右ひざの前十字じん帯を断裂。再び長期離脱を強いられ、ようやく実戦復帰を果たしたばかりだった。