ACL初戦に向けて意気込みを語った小林。今季こそアジア制覇を実現したい。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は2月13日・14日に開幕するが、初戦を前に川崎フロンターレの小林悠がAFC公式サイトの取材に応えている。
 
 Jリーグ王者として、今季再び迎えるアジアの戦いに対して小林は「タイトルを獲るためには一つひとつの試合が重要になる」と慎重な姿勢を見せる。
 
 13日の初戦は昨季4強の上海上港。強力な元ブラジル代表のアタッカー陣を抱える難敵だ。小林も警戒の色を強めている。
「ノックアウトステージに進むためには開幕戦はとりわけ重要になるので、いい準備をして臨まなければなりません。上海にはオスカールやフッキがいる。彼らは経験豊富で、攻撃面でクオリティの高い選手たちです」
 
 初戦に向けてこう意気込みを示した小林だが、昨季の準々決勝・浦和戦(2戦合計4-5)の悪夢の敗戦には「浦和戦の敗北は本当に失望させられましたけど、(準々決勝の後)彼らが日本の代表として戦うように励ましました」と語り、複雑な気持ちを吐露。さらに、「日本のチームが大会に優勝したのは喜ばしかったですね」とも。
 
 ただし、再び挑戦権を得た今季は「他のチームのことなど考えていないし、ACLチャンピオンになることしか考えていない」と、アジア制覇へ強い意欲を見せている。
 
 AFCはさらに、「我々の新加入の選手たちは高いクオリティと強い気持ちを持っているので、非常に良いパフォーマンス見せてくれると期待している」という鬼木達監督の言葉も掲載。今回のACLへ、川崎が大いなる期待感を抱いて臨もうとしていることを紹介している。