ピザ店内で3人殺害した店長の40代男、無期懲役が確定「死刑を下すほどではない」と司法判断のワケ【韓国】
ソウルのピザ店内で刃物を振り回し、3人を殺害した42歳男キム・ドンウォンの無期懲役が確定した。
6月22日、法曹界によると、キム・ドンウォンと検察の双方が上告期間内に上告状を提出しなかったため、無期懲役を言い渡した控訴審判決がそのまま確定した。
キム・ドンウォンは昨年9月3日、ソウル冠岳区鳥院洞(クァナクグ・チョウォンドン)で自身が運営していたフランチャイズピザ店で凶器を振り回し、フランチャイズ本社の役員1人とインテリア業者の親子2人を殺害した。
2023年10月頃から同店舗を経営してきたキム・ドンウォンは、厨房のタイルのひび割れなど内装に欠陥があるとして不満を抱いていたが、本社およびインテリア業者が保証期間の経過を理由に無償修理を拒否したため、犯行に及んだことがわかっている。
検察はキム・ドンウォンに対していずれも死刑を求刑したが、一審・二審の裁判所はともに無期懲役を言い渡した。

一審の裁判部は「被告人の犯行は計画的な殺害であり、当初の計画になかった人物まで殺害した点は、犯行の露見を懸念して及んだもので罪質が極めて悪い」としながらも、「死刑を言い渡すことが正当であると認められるほどの客観的な事情が明白であるとまでは見なしがたい」と判示した。
二審の裁判部も「被告人の犯行により被害者たちは極激な苦痛を感じたはずだ」としながらも、「被告人が過去に刑事罰を受けた前科がなく、犯行を認めて反省する態度を示している点などを考慮すると、死刑判決を下すほどの事情が明白であると見るのは難しい」と指摘した。
(記事提供=時事ジャーナル)
