広島ドラ1平川蓮「1番・中堅」準備OK ドラ3勝田成と球団初新人2人開幕スタメンで新風
プロ野球は27日、セ・パ両リーグが開幕し、計6試合が行われる。広島は、本拠地マツダスタジアムで中日を迎え撃つ。「1番・中堅」で先発予定のドラフト1位・平川蓮外野手(21=仙台大)は「無死二塁の状況をつくるのが一番」と1番打者の理想像を掲げ、体現を期した。同3位・勝田成内野手(22=近大)と新人2人が開幕スタメンに名を連ねれば球団初。同2位・斉藤汰直投手(22=亜大)、同5位・赤木晴哉投手(22=佛教大)も含め、4年ぶりに新人4選手が開幕1軍入りした。
開幕を翌日に控えても、平川の表情に緊張の2文字はなかった。自然体を貫き、新たなスタートを切る。
「自分は練習試合ぐらいから、ずっと開幕しているイメージでやってきた。いつも通りやりたい」
開幕戦は「1番・中堅」で先発予定。横一線の争いの中で、その座をつかんだ。オープン戦は打率・323、1本塁打、6打点。21安打は12球団トップで、打率も同2位と健闘した。スタメン出場した16試合のうち、1番での出場は5試合だったが、22打数10安打、打率・455と持ち味の積極打法が光った。その打順を担う上で理想の1番像を明かし、体現を期した。
「(1番打者は)無死二塁の状況をつくるのが一番。(自分は)安打を打って、盗塁もあれば、長打もあるので」
切り込み隊長として出塁することだけに満足しない。平川は右、左の打席を問わない長打力が魅力。加えて、たとえ単打であっても50メートル走5秒8の脚力も生かし、自ら得点圏に進むことを意識する。きょう27日の相手先発・柳とは初対戦だが、地に足を着ける。「変化球中心の投手だと思う。変化球につられないように、自分のスイングをしていきたい」と攻略構想を描いた。
同3位・勝田とともに、新人2人が開幕スタメンに名を連ねれば球団初となる。それでも「外野で(争う)人がたくさんいる中でのスタメンなので、打てないと意味がない」と気を引き締める。今季は平川、勝田に加えて同2位・斉藤汰、同5位・赤木と新人4選手が開幕1軍入り。新井監督は「ルーキーが開幕から(これだけ)入ってくるのは珍しい。ファンの方も、新しい若い選手というのはすごく楽しみだと思うので、楽しんでもらいたい」と期待を寄せた。
143試合の長いシーズンが始まる。「1年間ケガをせず、体重を減らさないことだけは意識してやりたい」と平川。昨季リーグ5位に沈んだ新井カープだが、新戦力たちは、いい意味でその低迷を知らない。チーム浮上の原動力となる、新風を吹き込んでくれそうだ。 (長谷川 凡記)
