中央公論社には、婦人公論という革新的な生き方を目指す女性に向けた雑誌が存在し、巻頭のグラビアページではモードの先端を伝える企画も存在していた。ただ『マリ・クレール』を出版するには、ファッション業界を熟知するプロフェッショナルが必要だった。3代目の白井和彦編集長は、伊勢丹研究所を退社しマスコミデビューしていた、気鋭のジャーナリスト小指敦子(こざす・あつこ、故人)にファッションの手ほどきを受けることに