子狐の根付の話


【漫画】本編を読む

よくないことが起きると「お守り」や「数珠」を身につける。その度に増えていくせいで、バッグにお守りの類がたくさん。しかし、それは本当にお守りなのだろうか?「お守りは、持ち主の前向きな姿勢があって初めて効果がある」という話を描いた、かんさび(@kansabi_kk)さんの「子狐の根付の話」に4万いいねがついている(2026年3月時点)。

■民俗学や伝統などからヒントを得た、不思議な話

【漫画】子狐の根付の話を読む


子狐の根付の話(2)


子狐の根付の話(3)


創作のテーマ選びにおいて、まずは道具や風習を調べてからストーリーを組み立てていくと教えてくれた作者・かんさびさん。過去に働いていたという天然石屋さんに来ていたお客さんのことを振り返り「何か悪いことが起こるたびにお守りを買いにくる人がいて、それって悪いことを逆に忘れないんじゃないかなと思ったことを思い出してこのお話を作りました」と制作のきっかけを語る。

作品の大きなテーマとして不思議な話を描くことが多いかんさびさんに、ご自身もなにか不思議な体験をしたことがあるのかと訊ねると「私は霊感もないですし、不思議な体験というものをほとんどしたことがないです。ほとんどというのは、今考えれば『不思議な縁だなー』というようなこともありましたが、それでとくにあれはスピリチュアルな体験だったといえることではないと思います」と、経験がないからこそ、不思議な世界に惹かれるのだと話してくれた。

本作の肝である"お守り"については「これは持つ人がどのような姿勢でお守りを持つかによって影響力が違ってくると思います。ただ持っていたら神様が助けてくれるというようなものではなく、持つことによって自分が乗り越えたいものを意識できる戒めのようなものだと思っています」と独自の見解を述べるかんさびさん。本作を含めた“物書きの不思議な話”シリーズは、体験談ではなくすべて創作であるとしながらも「私が興味があって調べている民俗学や伝統などからヒントを得て、漫画を描いています」とこだわりも語る。

ちょっぴり怖くて不思議な話が好きな人におすすめの本作。ぜひ一度読んでみて!

取材協力:かんさび(@kansabi_kk)

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