南海電鉄「2200系」引退へ　復元デザイン車両を汐見橋駅でお披露目

2025年1月19日 23時0分

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南海電鉄高野線汐見橋駅（大阪市浪速区）で1月19日、「2200系復元デザイン車両お披露目会」が開かれた。

一般車両として運行している2200系車両（2両）2編成（計4両）は、今年春に引退する。橋本駅から極楽橋駅間で運行している観光列車「天空」１編成（2200系車両の改造車両）を除き、2200系車両は全廃となる。2200系は、1969（昭和44）年に22000系車両として製造され、橋本以南の山岳区間を含めた高野線で運用された後、1997（平成9）年にワンマン化改造工事を施工し、多奈川線などの各支線で運用されてきたという。

当日は、2200系引退記念の新作グッズ（ピンバッジ、アクリルキーホルダー、巾着）の販売に行列ができたほか、多くの人が復元デザイン車両を撮影していた。セレモニーも開かれ、南海電気鉄道の常務執行役員・梶谷知志さん、銚子電気鉄道の取締役・西上逸揮さん、和歌山電鐵の代表取締役専務・麻生剛史さんがそれぞれあいさつした。

復元デザイン車両は、2200系車両2編成のうち1編成（２両）に２種類のヘッドマークの掲出と約30年前の「オリエンタルグリーンの車体にエメラルドグリーンの帯」の塗装を施した。1月20日から春まで、高野線（汐見橋駅～岸里玉出駅間（通称：汐見橋線））、高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線で運行する予定。