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国際日本文化研究センター(日文研)と細見美術館との共同主催で、日文研がこれまで集めてきた「春画・妖怪画」コレクションより精選された作品を一挙に紹介するという初の展覧会が開催される。場所は京都の細見美術館。

中世〜近世まで、日本人は絵巻や浮世絵を通して日常のなかの目に見えるもの、あるいは形なきものを視覚化してきた。日常の「表と裏」、「この世とあの世」といった今以上に境目があいまいな世界が広がっている。

このイベントは「わらい」と「こわい」という一見相反するテーマのもとに、国際日本文化研究センター(日文研)所蔵の妖怪画・春画コレクションをながめ、恐怖と笑いが地続きで繋がる前近代の豊かな日常を体験する。日文研が現在所蔵する妖怪画・春画のコレクションは750余点。今回は精選された約150点を紹介する。

世界初公開となる「春画妖怪絵巻」と、「俳諧(はいかい)女夫(めおと)まねへもん」(磯田湖龍斎筆、所在不明だった3図)を含む展示作品内覧(一部)も予定。

◆日時
2018年10月16日(火)〜12月9日(日) ※休館日:月曜日

1期:10月16日(火)〜10月28日(日)  
2期:10月30日(火)〜11月11日(日)   
3期:11月13日(火)〜11月25日(日)   
4期:11月27日(火)〜12月9日(日)

◆場所
細見美術館

◆料金
1,500円(1,400円) ※( )内は20名以上の団体料金 
※障がい者の方は、障がい者手帳などのご提示でご優待 (一般:1,500円→1,400円)
※18歳未満はご入場いただけません

◆国際日本文化研究センターについて
1987年に日本文化に関する国際的・学術的な総合研究と世界の日本研究者に対する研究協力・支援を行うことを目的に設置され、創立初期より妖怪画や春画の収集・保存を進めてきた。これらの資料は日本文化を考える上で欠かせない要素であるにもかかわらず、これまで学術的に扱われることがほとんどない物だったという。近年、民俗学、美術史、社会史など多様な視点から再発見、再評価の動きが起こっている。

(2018/9/21 時点の情報)