やはりGoogleは破壊者なのか?大幅値下げのGoogle Driveが与える影響
●劇的に安くなったGoogle Drive
3月14日、GoogleはGoogle Driveを大幅値下げした。従来どおり15GBまでは無料だが、100GBが$1.99/月(約203円)、1TBが$9.99/月(約1,021円)という驚きの低価格だ(2014年3月現在)。
次の表は、新旧のGoogle Drive、Dropbox、OneDriveの価格一覧である。各サービスとも、ユーザー紹介で容量が増えるといったオプションもあるので単純比較はできないが、とりあえず各ページ掲載されている数字をそのまま並べた。

Google Drive(新旧)、Dropbox、OneDriveの価格
次は、各サービスに共通する100GBの1ヶ月の利用価格をグラフにしたものだ。Google Driveが圧倒的に安いのは一目瞭然だ。

Google Drive(新旧)、Dropbox、OneDriveの価格(100GBの月払い料金)
●さっそく100GBに申し込んだ
Google Driveが値下げされる前、筆者のGoogle Driveはかなり逼迫していた。Quickofficeのプロモーションの容量も含めて25GBの無料分があったが、それでも残り10%を切っていたので、今回の価格改定はジャストタイミング。さっそく、100GBに申し込んだ。価格は$1.99/月だ。日本円だと約203円($1=102円)だから、とても気軽に申し込める。なお、支払い方法は月払いのみで、年払いは用意されていない。

購入前の状態だ。残り10%を切っている。100GBの[選択]ボタンをクリックする

購入後の情報が表示されるので、[Checkoutに進む]ボタンをクリックする

筆者の場合、Googleウォレットでの支払いとなる。ただし、クレジットカードの期限が切れていたので、[新しい支払い方法の追加]をクリックする

改めてカードの情報を入力し、[保存して次へ]ボタンをクリックする

[同意して購入]ボタンをクリックする

[完了]ボタンをクリックする

申し込みが完了し、容量が増えた!
●クラウドストレージの価格競争が始まる?
今回の価格改定では、1TBを超える容量も用意されている。
1TB $9.99
10TB $99.99
20TB $199.99
30TB $299.99
一般的な個人ユーザーなら、1TBもあれば十分、自宅のハードディスク(HDD)が不要になるというユーサーも多いのではないだろうか。また1TBでも月に約1000円で利用できるのだから圧倒的に安い。10TBから上のプランになると、企業向けと考えた方がよさそうだ。特に、中小企業にとっても低価格で利用できるので、データのバックアップにも使える手軽なストレージとして重宝しそうだ。
Googleは、企業向けグループウェアサービスとしてGoogle Appsを提供しているが、今回の価格改定は、Google Appsを後押しする側面もあるだろう。Google Drive上のデータは、Google Appsで編集したり共有したりできるので、とても相性がいいからだ。
それにしても、今回のGoogle Driveの大幅値下げで、他社のストレージサービスの割高感が目立つ結果になった。特に人気の高いDropboxの割高感が上昇した印象だ。個人的には、Dropboxの方が操作性は上だと思っているが、さすがにこの価格差は大きい。
今後、Dropboxも含めて、オンラインストレージの価格競争が始まるのは間違いないだろう。ただし、Google Driveの価格は、すでに考えられる下限に近い価格とも思うだけに他社とっても厳しい争いが予想される。
ユーザーとしては低価格化はうれしいが、改めて「Googleは破壊者なのかもしれない」と思った次第である。
・Google公式ブログ
井上健語(フリーランスライター)
