2023年3月に完成した分譲マンションで暮らす日刊住まいライターは、夫婦と4歳の娘の3人暮らし。現在住んで3年目になる自宅購入の決め手のひとつになったのは、自分好みに変更できる間取りの柔軟性だったといいます。今回、ライターが住んでみて気づいた、新居の間取りのメリットとデメリットについて語ります。

メリット1:移動時間を削減する「回遊動線」

筆者は夫婦と4歳の娘の3人暮らしです。2023年3月に完成した分譲マンションに住んでいます。これはよかったと思える間取りのひとつは、「キッチン→リビング→洗面所」の回遊動線です。

【間取り】隣接する和室と寝室の収納をまとめてウォークインクローゼットに

わが家は洗面所とキッチンの間にドアを設けています。行き止まりがない分、洗面所とキッチンの行き来、さらにリビングまでぐるりと移動でき、ムダな動きが減るのです。

料理の合間に洗濯をしたり、身支度をする家族と動線が重なりにくかったり、日々の家事がスムーズに進むようになりました。キッチンからほかの部屋に移動する場合も、その都度リビングを通って遠回りしなくていいので、こんなに動線がラクなのかと感じています。

メリット2:使いやすい「収納の配置」

収納の“場所”は快適な暮らしのカギです。実際に暮らしてみて感じたのは、収納の広さより、使う場所の近くにあるかどうかが重要ということ。

浴室ドアのすぐそばに収納があれば、下着やパジャマなどをわざわざ入浴前にクローゼットから持ってくる準備が不要になり、入浴後に取り出してすぐ使用できます。

また、身支度がスムーズになることで、子どもへの「早く準備しなさい」の小言も減りました。

さらに、洗濯機の横にタオルや洗剤をしまえる収納があると、洗濯で乾燥が完了したものを畳んですぐに片付けられます。すぐに収納できる位置にあるだけで、自然と散らかりにくくなるのを実感しました。

実際に住んでみて気づいた「失敗」も

一方で、少し後悔している点もあります。

●後悔1:収納をウォークインクローゼットに変更

ひとつはマイホームの購入前から憧れていたウォークインクローゼット。設計当初は隣接する和室と寝室にそれぞれあった収納を、まとめてウォークインクローゼットへ変更することにしました。

ただ、実際に暮らし始めると、「人が中に入るための通路」が必要な分、純粋な収納容量が当初の間取りより減ってしまったことに、あとから気がついたのです。

●後悔2:照明スイッチを1部屋にひとつしかつけなかった

もうひとつは、照明スイッチの位置です。

間取り図を見ているときは、「それぞれ部屋にひとつあればいいか」くらいにしか気にとめていませんでした。

しかし、こちらも実際に暮らしていると、「寝室の入り口に加えてベッドサイドにスイッチがあれば便利だったのに」と感じるシーンが何度もあります。

それぞれ些細な不便ですが、毎日のこととなると地味にストレスがたまり、「もっと生活の動線を考えて位置を変えてもらえばよかった」「スイッチをここに増やせばよかった」などと後悔しています。

わが家の経験から、間取りや設備は間取り図だけで判断すると、あとから後悔する場面が出てくることを実感。家族の動きや暮らしに合っているかどうかをリアルに意識することで、日々の過ごしやすさが大きく変わるのだと気づきました。

これから家づくりをされる人のヒントになればうれしいです。