八代市・小野泰輔市長

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スピード違反で処分を受けた八代市長の続報です。3月13日に運転免許停止の処分を受けたと公表した八代市の小野泰輔市長。「あおり運転にイラっとした」と理由を釈明しました。

■八代市・小野泰輔市長
「心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」

14日、会見で深々と頭を下げた八代市の小野泰輔市長。市長によりますと去年12月、通勤のため九州自動車道を走行中法定速度100キロの区間を152キロで走行したとして、スピード違反で検挙されたといいます。なぜ、50キロ以上も速度オーバーしたのか?

■八代市・小野泰輔市長
「追い越し車線を走行して追い越した後に左に入ったが、そのあとにちょっと追いかけられた。私もそれに対してイラッとした気持ちがあってアクセルを強く踏んでしまった」

後続の車に追われるなどの「あおり運転」を受け、頭にきたためと釈明しました。この報道に八代市民は…

■八代市民
「イライラしていたっていうことみたいですけれども、それでも出し過ぎかな。心に余裕を持って運転していただければ」
「よく考えてもらいたいね市民のために、それだけです」

さらに会見では別の運転をめぐる問題にも言及が…。八代市では2月、酒気帯び運転で職員が検挙され、当時、小野市長は「信頼回復を最優先に掲げる中でこのような事案が繰り返されたことを極めて重く受け止めている」とコメントしていました。

小野市長のスピード違反は職員の検挙より前の去年12月18日。1月に警察の事情聴取に応じています。つまり、職員の飲酒運転疑いでコメントした時には自身のスピード違反も把握していたことに。当時の心境を聞かれた小野市長は。

■八代市・小野泰輔市長
「自分自身がちゃんと安全運転をするということができなくて、そのときに違反状態にあったことはもちろん認識していましたので、自分自身では非常に苦しい思いもありました」

現在も、運転免許停止が続く小野市長。「八代でやらなければいかないことが多くある」として市長の職務は続ける意向です。


【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
八代市によりますと、事案を公表した先週金曜の夕方から、秘書広報課には市内外から53件の問い合わせがありました。辞任を求める声や「処分が甘い」など多くが厳しい意見だったということです。

一方で、車を運転する人の中にはあおられた経験がある人もいるかと思います。交通心理の専門家は次のように指摘します。

■九州大学大学院志堂寺和則教授(交通心理学が専門)
「可能であれば冷静な対応が非常に大事で、例えばカッとなったり恐怖になったりで、煽られるがままに振り切ろうとするとあまり良くない結果になりかねないと思います」

志堂寺教授に教えてもらった車に煽られたときの行動です。

■片側2車線の道路では、ルームミラーで後ろを見て、もしスピードを出した車がきたら早めに横の車線に移る

■片側1車線の場合は、
▽一般道路なら道路脇の空き地などを利用して道を譲る
▽高速道路は避けようがないので、大変ではありますがパーキングエリアまで我慢する

とにかく「早く気がついて避ける」ことが危険な煽りを回避するポイントです。