練習後の会見で笑顔を見せるイタリア代表のデビッド・フレッチャー【写真:荒川祐史】

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「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」準々決勝

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝で16日に日本代表と対戦するイタリア代表が15日、東京Dで公式練習を行った。マイク・ピアザ監督、エンゼルスで大谷翔平投手と同僚のデビッド・フレッチャー内野手が練習後に会見。負けたら終わりの大一番へ意気込みを語った。

 フレッチャーは弟のドミニク・フレッチャー外野手とともにイタリア代表入りした。この日は最終調整を終え、投打同時出場の大谷に対し、「ショウヘイに『いざ勝負!』という感じです」と宣戦布告。「いつも彼の投球を後ろから見ているので、対戦はエキサイティングだ」と意気込み、「オオタニと電話で話した。それほど長い話ではない。お互いベストを尽くそうと話した」と明かした。

 フレッチャーは来日直後の14日に大谷と連絡を取ったそうで、フレッチャーより先に会見した大谷は「フレッチは『日本の一風堂がうまかった』と言っていました。お寿司を食べたいと言っていたのに、ラーメンにしたのかと思いました。リラックスしているようなので、いいんじゃないかと思います」と楽しそうに明かしていた。

 この日の会見では、フレッチャーは「一風堂は、餃子もおいしかった。クラブハウスでの食事もおいしかった。本当に素晴らしい食に囲まれている。寿司は、実は今夜食べに行く予定。(大谷の通訳の)イッペイが予約を取ってくれたので、楽しみにしている」と明かした。

(宮脇 広久 / Hirohisa Miyawaki)