三戸なつめが8ビットな世界を表現「懐かしくなる音がいっぱいです」
撮影/藤沢大祐 取材・文/照沼健太
事務所社長に直談判「歌をやりたい!」
――芸能界入りしたキッカケは何だったんでしょう?
大阪の梅田を歩いていたら「スナップを撮らせてもらえませんか?」と声をかけていただいて。その後も「今度こういう企画があるから」と連絡をいただいたり、他の媒体に紹介してもらったりして、いつのまにか読者モデルになっていました。
――その後、事務所に入られたんですよね。
モデル以外のお仕事もやってみたいと思い、事務所に入りました。それで、3年前に東京に出てきました。
――もともと芸能界への憧れだったり、モデルというお仕事への興味などあったんですか?
芸能界自体への興味はあったんですけど、芸能人になれるとは思っていませんでした。しかもモデルなんて…背が低いので考えたこともなかったんです。
――そうだったんですか。
でもモデルのお仕事を始めてから、私と同じように背の低さに悩んでいる子から、「参考になります!」と言ってもらえたのがすごくうれしかったです。
――モデルのお仕事をしつつ、今年4月には中田ヤスタカ(CAPSULE)さんプロデュースで『前髪切りすぎた』をリリース。歌手デビューが決まったときどう思いましたか?
歌手デビューは、事務所の社長に「歌をやりたい」と相談したのがキッカケなんです。
――自分から歌をやりたいと言ったんですね!
昔からモーニング娘。が大好きで、ミニモニ。に入りたかったという憧れもあって。それで事務所に入って少し経った頃、ダメもとで相談したら「いいじゃん」と言ってもらえたんです(笑)。
――そこからボイストレーニングを?
はい、ボイストレーニングやギターの練習を始めて、2年間くらい準備しました。あ、ダンスレッスンも1回だけ受けたんですけど、ちょっと体力がついていかなくて「これは無理」と思いました…(笑)。

大阪のオバちゃんに出演交渉!?
――9月16日発売の2ndシングル『8ビットボーイ』は、映画『ピクセル』の日本語吹替版主題歌にも起用されています。
ゲームの効果音のようなサウンドが入っていることもあって、最初に聴いたときは「懐かしいな」と思いました。
――90年生まれの三戸さんは、アーケードゲームのど真ん中な世代ではないですよね。
そうなんですが、『パックマン』や『スペースインベーダー』は小さい頃に遊んだことがあるので、「知ってる!」って興奮しました(笑)。
――プロデューサーの中田ヤスタカ(CAPSULE)さんからは、レコーディング中などに、歌い方などのディレクションはありましたか?
前作も今作も、指示されたことはないですね。「じゃあやってみよ〜」って(笑)。だから全部自分の解釈で歌ってます。
――『8ビットボーイ』とカップリング『わたしをフェスに連れてって』では、歌い方を変えてますよね。
『8ビットボーイ』のほうは、「1個1個クリアしていくぜ!」みたいな感じで、ハッキリ歌うようにしました。

――前作に引き続き“アホかわいい”ジャケットも印象的ですが、初回盤はなんと、豪華32Pのフォトブックレットつきです。
私の普段の日常がゲームになったら…という内容になってます。前髪を切ってレベルアップ! でもマネージャーさんに怒られて、HPが減っちゃう…みたいな。
――それはコミカルで楽しそう! どちらで撮影を?
大阪でロケしたんですけど、街のおばちゃんたちも協力してくれて。その場で出演交渉することもありました(笑)。
――ミュージックビデオも楽しみです。どんな内容でしょう?
80年代感あふれる内容になっているので、「懐かしい!」と思ってもらえるんじゃないかな。小ネタが効いていると思いますよ(笑)。私はビットマップのかつらをかぶって踊ったり、楽器を弾いたりしてます。
――さきほど、ダンスのレッスンは挫折してしまったとおっしゃっていましたが、ミュージックビデオではダンスを披露されているんですよね。
あ、ダンスといってもそんなに難しいものではなく、その場で監督に「こんな感じで」と振り付けをしてもらった簡単なものです(笑)。スタッフのみなさんもみんな関西人なので、和やかに撮影できました(笑)。
――では、『8ビットボーイ』の聴きどころ&ファンの方へメッセージをお願いします。
ゲームっぽい効果音満載の8ビットサウンドを楽しんでください。これを聴いて「テストがんばろう!」みたいな感じで、目の前にある試練を乗り越えようと思ってもらえたらうれしいです。『私をフェスに連れてって』もアップテンポで盛り上がる曲なので、ぜひカラオケで歌って欲しいですね!