ちいさな美術館を巡って、作品から思いを馳せるこちらの連載。第7回目の舞台は、鎌倉にゆかりのある文豪たちの直筆の原稿や手紙などが展示されている〈鎌倉文学館〉。そこには、太宰治が川端康成にあてた、それはもういじらしい長い長い手紙など、文学ファンにはたまらない空間が広がっていました。私のときめきが詰まった博物館。緩やかな山を登っていくと現れたのは、まるでタイムスリップしたかのようなレトロで重厚なお屋敷。