中森明菜の公式Xより

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歌手の中森明菜が5日、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(テレビ東京系)に出演した。「極めて異例」という独占インタビューに応じ、涙ながらに平和への思いを語った。

同番組は3月30日よりエンディングテーマ曲を中森の新曲「カサブランカ」に変更しており、同曲は同番組のために書き下ろされたもので、これを機に中森への独占インタビューが実現したようだ。歌手活動44周年を迎える中森は今夏、20年ぶりとなる待望のライブツアーを控える。

今回の独占インタビューは、中森にとって「近年の活動では極めて異例」とのこと。インタビューでは、「経済」への関心や「平和」に対する願い、さらには同曲に込められた思いなどが語られた。

私生活にも触れ、「家に帰って一人になった時に思い出して泣いちゃったりとか、本当の暮らしは自分はつらいんだという人々に向けて、いろんな苦しみを味わっている人たちに少しでも元気を届けてあげたい。明日があるよ。明るい未来がきっと訪れるよと、少しでも一日の癒やしとして届けられるようにと思いながら(歌詞を)書いた」と打ち明けた。

さらに話題は緊迫する中東情勢にも言及。「争っている間に傷つく人が一人でも少なく、今日何人亡くなられたっていうニュースを聞くと、早くどうにかならないかなって思います」と苦しい胸の内を語り、「みんなに少しでも元気が届いたら、それだけで私は十分なんです。みんなには本当に幸せでいてほしい」と涙を拭った。

中森は、1981年の日本テレビ系オーディション番組「スター誕生!」への出演を機にトップアイドルの座に就く。80年代のアイドルとしては歌手・松田聖子と2強を競ったが、2010年に帯状疱疹を理由に芸能活動無期限の休止を発表。2017年末に開催したディナーショー以降はしばらく公の場に姿を見せずにいた。

こうした経緯にはある理由があった。1989年7月、24歳の誕生日目前の中森は恋人で歌手・近藤真彦の自宅マンションで“自殺未遂”騒動を起こした。当時、帰宅した近藤に発見された中森は、病院に搬送されて一命を取り留めるも、近藤と松田の“密会不倫”が引き金になったといわれた。

そして、同年の大みそかに中森は復帰会見を開き、会見の途中からは近藤も同席。また、2人の背後には“金屏風”が設置され、まるで婚約報告会見のような会場だったが、近藤の態度はどこか他人行儀で、自身の今後の決意を表明すると、明確に中森との結婚を否定。これにより2人は破局を迎える形となり、それ以降、中森の精神は崩壊していった。

それから30年以上が過ぎた2022年8月、突如X(旧Twitter)アカウントを開設した中森は、デビュー40周年を迎えるにあたり「ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたい」と“復活”を宣言。そして、2024年7月には、ファンクラブ限定のイベントで6年半ぶりに“生歌唱”を披露し、昨年4月には大分県で開催された大型野外フェス「ジゴロック2025」にも出演した。

冒頭の番組出演にSNS上では、「元気そうでよかった。テレビ出演は本当に感激」「やっぱり、大スターだな。オーラは今も健在」「昔と変わらないきれいな姿にびっくりです」と歓喜の声が数多く寄せられた。一方で「ろれつが回ってない感じがする」「滑舌が気になります」「晩年のイメージが変わりすぎている」との指摘もあった。

還暦を迎え、新たな一歩を踏み出した中森。かつての歌姫の再始動には大きな期待が寄せられている。体調を優先しながら、徐々に活動の幅を広げていってほしい。