黒柳徹子
俳優の黒柳徹子(90)が3日、著書『続 窓ぎわのトットちゃん』の発売に伴い記者会見を都内で開いた。

前作が発売されたのは、1981年3月のこと。黒柳の子ども時代に出会った、小林宗作先生とトモエ学園での思い出をいきいきと描き、たちまちベストセラーとなった。その数字を調べると、現在までの累計発行部数は日本国内で800万部、全世界で2500万部を突破。20以上の言語で翻訳もされ、日本だけでなく世界中の人々の心を捉え、時代も国境も超えたロングセラーとして、今もなお、世代を超えて愛され続けている作品だ。

それが今回、42年の月日を経て続編が生み出され、本日・10月3日に書店に並ぶことになった。物語は、トットが青森に疎開してから、音楽学校を卒業してNHKの専属女優になり、ニューヨークに留学するまでの日々などが綴られているという。

▼ 著書『続 窓ぎわのトットちゃん』を手にした、黒柳


42年ぶりに続編を書こうと思い立ったキッカケを語った。「続編を書いてほしいというお願いは、以前からありました。ただ、ぼんやりしていたら今になった」と気取らず話し、笑わせた。そこから真面目に切り替えて「一番大きいのはウクライナの問題。ウクライナの侵攻があって、やっぱり、書きたくなった。私の過去を思い出すと嫌だった戦争のこと、子供にとって自由じゃなくなった、あの頃のこと。続きを書こうと思いました」と明かした。

黒柳は、会見が始まる直前に、前作が中国で売れ続けている情報を提供した。

「ちなみに中国では、今でも毎年100万部ずつ売れていると聞いています。あらゆる年代の方からお手紙をいただき、特に小学生からのお手紙が多いことに驚いています。学校の先生からは『給食の時間に毎日読んで聞かせています』というお手紙をありました」

今の子供たちに向けてメッセージが欲しいとリクエストが飛ぶと、黒柳は「本を好きになってほしい」と述べた。「私は小さいとき、脚が悪くて病室にいる時間が多くて、そのとき、本って面白いとつくづく思いました。今は、テレビの他にスマホがすぐ近くにありますが、本が面白いと気づいてほしいです」と願う気持ちを見せていた。

▼ 記者会見に臨んだ、黒柳