8試合ぶりのゴールを決め、喜びを爆発させる久保。(C) Getty Images

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 待望の今シーズン4点目を決めた久保建英を、スペインのメディアも絶賛している。 現地時間7月9日に開催されたラ・リーガ第35節で、18位のマジョルカは、12位のレバンテとホームで対戦し、2-0と2試合ぶりの白星を挙げた。 4-4-1-1の右サイドハーフで11試合連続の先発出場を飾った久保は、30分に際どいシュートを放つなど、随所に存在感を放つ。 そして、40分にクチョ・エルナンデスのゴールで1点をリードして迎えた84分だった。自らドリブルで持ち込んだ久保が右足のシュート。これは敵GKに防がれるも、その流れからMFサルバ・セビージャが右足で狙う。再びGKが弾いたこぼれ球を、日本代表MFが左足で詰めて、貴重な追加点を奪った。 後半はレバンテのペースだっただけに、勝負を決めるこの1点は非常に大きかった。 


 スペイン全国紙『MARCA』は、このゴールを「クボがドリブルを加速させ、いくつかのリバウンドの後、最終的にネットを揺らした。この偉大な若き日本人の素晴らしい個人技で、この島は息を吹き返した。ゲームは終わり、マジョルカは生き残った」と絶賛。採点では、守備で奮闘したマルティン・ヴァリエントの最高点(3点)には及ばなかったものの、クチョとともに「2点」の評価を受けている。 8試合ぶりのゴールで降格目前のチームを救った久保。まだ崖っぷちの状態は続くが、現地12日に行なわれる次節のセビージャ戦でも、目に見える結果を残せるか。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】圧巻ドリブルから生まれた久保建英の今季4点目&お辞儀ポーズ