「伸びしろがある」と溝江明香(左)をパートナーに誘った田中姿子(右)。溝江も「姿子さんと組みたかった」と相思相愛のペア

写真拡大 (全7枚)

ビーチバレー国内ツアー第2戦、大日本印章オープン最終日は16日、新舞子マリンパーク(愛知県知多市)にて男女の決勝、3位決定戦が行われた。女子決勝は、田中姿子・溝江明香組が、アジア大会代表の浦田聖子・西堀健実組を2−0で下した。田中姿子は個人最多、12回目の優勝。19歳の溝江明香は最年少優勝記録を更新した。3位は尾崎睦・金田洋世組。
 
男子は、白鳥勝浩・朝日健太郎組が西村晃一・仲矢靖央組を2−0で退け、ツアー連続優勝記録を9に伸ばした。3位は井上真弥・長谷川徳海組。

3日間で最も風のない最終日は、記録ずくめの日となった。女子は、個人最多優勝、最年少優勝のかかった田中・溝江と浦田・西堀の対戦。ツアー第1戦東京オープンでは1勝1敗。一昨日は田中・溝江がフルセットで勝利をおさめている。

第1セット。田中・溝江は、序盤に田中のサービスエースなどで3連続ポイントを上げる。「ついていけたのだが、先手で仕掛けることができなかった」と話す浦田・西堀は、サイドアウトを取るものの連続して得点できず、差をつめられない。好調だった西堀のブロックも田中の巧みなスパイクを捕まえることができない。流れを一度も手にできないまま、18−21でセットを失った。

第2セットは逆に、浦田・西堀が4連続ポイントで先に走る。一昨日と同様、サーブを溝江に集め逃げ切りを図るが「決めるボールの確率が低かった」(浦田)2人の表情にはリードしながらも余裕がない。19−16。3点差で迎えた終盤。田中の強烈なスパイクなどで詰め寄られると、ファイナルセットへと持ち込みたい浦田の強打を溝江がブロック。19−19の同点に追いつく。最後は田中に決められ19−21、セットカウント0−2で試合を終えた。


□田中姿子(34・エコ計画)
練習通りにボールコントロールをしっかりやっていこうと話をした。相手のミスにも助けられたが序盤から連続で得点できたのが良かった。第2セットは自分たちの簡単なミスからやられたのですぐに修正した。逆転できたのはひとつの自信にしていいと思う。(様々な選手とペアを組んできたが)若い溝江と優勝できたのは、自分の経験にもなり、特別だと思う。すごく嬉しい。(個人最多優勝に関して)それは別に…。あっ、そうなんだ(笑)。

□溝江明香(19・産業能率大)
いいリズムでプレイできるように意識した。第2セットはリードされても1本切れば自分たちに流れはくると思っていた。(最年少優勝記録は)素直に嬉しい。もっと進化していきたい。この勝ちをここで終わらせないで次に繋げられるようにしたい。

□浦田聖子(29)
悔しい気持ちでいっぱい。最後まで仕掛けが点数に繋がらなかった。悔しいが試合はまだまだ続いていくので、切り替えてやるべきことをやっていきたい。

□白鳥勝浩(33・湘南ベルマーレ)
新舞子は風が非常に強い。そのイメージで臨んでいたのでいつも通りのプレイができた。(9連覇は)目の前の試合に対して、しっかり準備をしてきたのが結果としてあらわれている。明日からワールドツアーに参加して経験を積み、もうひとつ変わった白鳥・朝日を見せることができると思う。

□朝日健太郎(34・CHINTAI)
決勝は一番いいパフォーマンスができた。予選で一度当たっている相手なので、攻撃パターンはわかっていたので、僕たちはもっとブロックで止めないといけない。今日の倍ぐらいに。なので悔しいです。(9連覇は)連続優勝を意識したことは一度もなく、まだまだ満足することはない。挑戦する意味では、この記録が3桁にいくように頑張りたい(笑)。

最終日の結果は以下の通り
【女子・決勝】
田中・溝江2(21-18, 21-19)0浦田・西堀
【女子・3位決定戦】
山田・幅口0(18-21, 15-21)2尾崎・金田
【男子・決勝】
白鳥・朝日2(21-18,21-14)0西村・仲矢
【男子・3位決定戦】
山本・鈴木0(16-21,11-21)2井上・長谷川


(取材・文=小崎仁久、撮影:胡多巻)■関連リンク
写真ギャラリー/ビーチバレー − livedoor スポーツ
田中姿子BLOG
溝江明香BLOG