引退会見に臨んだ坂本花織【写真:鉾久真大】

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地元・神戸で会見、今後は指導者へ

 フィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)が13日、地元の兵庫・神戸市内で引退会見に出席した。五輪3大会に出場し、計4つのメダルを獲得。世界選手権を4度制した女王が、26歳で現役生活に別れを告げた。

 神戸市内の会見場にはカメラ約30台が並び、100人を超える報道陣が集結。関係者から贈られた多数の花も並んだ。報道陣には坂本から手書きのメッセージカードも配られ「嬉しい時も悔しい時も、いつも寄り添っていただき、私の雑談にも付き合ってくださり感謝の気持ちでいっぱいです。これまで支えてくださったことに、心よりお礼申し上げます」と記されていた。

 会見ではこのメッセージカードに込めた想いを問われ、「記者の皆さん、報道の方、いろんな形で私の言葉を文字や映像にしてくださった。取材の時に私の雑談にもたくさん付き合っていただいて『もう終わりですよ〜』と言われながらもべらべらとしゃべっていたのが楽しかったので、感謝の気持ちを、と思いました」と明かし、坂本らしい誠実な人柄が改めて滲んだ。

 4歳でスケートを始めた坂本は2017-18年シーズンにシニアデビュー。全日本選手権で2位に入って18年平昌五輪に出場し、6位入賞を果たした。22年北京五輪では団体で銀、個人で銅メダルを獲得。全日本選手権は21年から5連覇、世界選手権は22年から3連覇と、女子のエースとして日本フィギュア界を牽引した。

 引退を表明して臨んだ今年2月のミラノ・コルティナ五輪では団体、個人ともに銀メダルを獲得。現役ラストダンスとなった3月の世界選手権(プラハ)では、女子で3度の浅田真央を上回って日本勢最多4度目となる優勝。有終の美を飾った。今後は指導者の道へ進む意向を明かしている。

(THE ANSWER編集部)