インスタポンプフューリーの生みの親、スティーブン・スミスが語った「クロックス」が目指す未来像
1991年に初めて来日してから、日本を訪れるたびに多くのインスピレーションを得てきたというスミス氏。ガンダムといったロボットアニメのボリューミーかつ未来的な造形も同氏の発想に影響を与えており、クロックス リップルの未来的・SF的な印象を与える鮮やかなブルーは日本からも着想を得たという。長年さまざまな大手スニーカーブランドで活躍してきたスミス氏は、「共に働いてきた方々の多くは、自分で新しいブランドや会社を作ること、世界を変えるようなデザインを生み出すことを目指していました。しかし私がこれまでも、これからも重視しているのは、デザインを通して会社をどのように成長・発展させることができるかということです」と語る。「さざ波」を意味するリップルという名称と波紋をモチーフにしたデザインは、急激な変化をもたらすのではなく、「クロックスという大きな湖に一つの小石を投げ入れることで生まれる波紋が徐々に大きな波になっていく」というイメージをもとに設計。情報の溢れる社会の中で簡単に消費されてしまうのではなく、小さな変化のきっかけとなるようなデザインを目指したという。
スミス氏率いるクリエイティブ・イノベーション・チームは、プロダクトだけでなくデジタルコミュニケーションやグラフィックデザインなど、クロックスのクリエイティブを横断的に手掛ける。「クロックスは新しいことにとても寛容で、リスクを恐れない、柔軟性のある会社。私もとても自由にさせていただいています」とスミス氏。同チームのクロックスでの最初のプロジェクトとして誕生したクロックス リップルは、クロックスのシグネチャーであるモールドシューズを再解釈し、ブランドの革新性や未来志向を反映したダイナミックなフォルムを採用した。波紋のような凹凸のあるデザインは、機能性とスタイル、イノベーションを融合し、モールドフットウェアの新しいアプローチを探求するブランドのヴィジョンを表現している。スニーカー用の足型をベースに設計することで、モールドシューズでありながら足に馴染む履き心地を実現。柔軟性とサポート力を備えるモールドアッパーや、クロックス独自のメロウ™ フォーム素材を使用したクッション性の高いフットベッドが特徴。サイドとアッパーには、アイコニックなシビッツチャームを装着することができる。
スミス氏は「これは始まり。これからも素晴らしく、クールなものを生み出していきますのでご期待ください」と自信を見せる。今後クロックス リップルは、オイスターカラーやグリーンなどの新色の発表や、日本限定カラーの発売も予定しているという。
クロックスは昨年、日本上陸20周年を迎え、今年1月に池袋サンシャインシティアルタ、3月に上野マルイ、4月に心斎橋パルコに新店舗をオープンするなど積極出店を続けている。アイコンのシビッツチャームは、若年層のカスタマイズブームに後押しされ、日本だけでなく世界的に人気を加速させている。若年層をターゲットにしたバレエシューズ型の新作や、華美なものを避ける大人世代のためのアッパーにシビッツチャーム用の穴のないデザイン、クロックス リップルのようなスニーカーヘッズをターゲットにしたスニーカータイプなど、世代やジェンダーを問わない幅広い商品展開を通して、日本国内でのマーケティング強化を図る。
◾️クロックス:公式サイト

