スポニチ

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 昨年12月の試合中に左膝前十字じん帯断裂の重傷を負ったフランス1部モナコのMF南野拓実(31)が6月11日開幕のW杯北中米大会に向けて急ピッチで調整を進めている。オーストリア1部ザルツブルク時代に通訳を務めたJ2大宮の宮沢悠生監督(40)が連絡を取り合ったことを明かし、W杯で奇跡の復活を遂げることを予言した。

 南野はW杯を諦めていなかった。昨年12月21日の敵地オセール戦で左膝を負傷。診断は左膝前十字じん帯断裂だった。目の前が暗くなり、周囲からはW杯出場も絶望的と言われた。だが、次の瞬間にはW杯に向けたリハビリを開始。ザルツブルク時代に通訳として苦楽を共にした宮沢監督は連絡を取り合う中で“復活”を確信したという。

 本大会まで約2カ月半。患部には手術痕も残る中、調整は急ピッチで進む。既に自転車型トレーニング器具をこぎ、ランニングマシンでのジョギングも再開した。宮沢監督は今年に入り「元気?」と連絡すると「めちゃくちゃ元気」と底抜けに前向きな返信があったことを明かす。南野自身、26日にはSNSを更新し、リハビリする様子とともに「より強くなって戻ってきたいと思います」と投稿。日本代表の活動に重ねるように存在をアピールした。

 南野にはW杯に忘れ物がある。22年カタール大会決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦でPKを失敗し、初の8強入りを逃した。「絶対にリベンジをしたい」と心に誓ってきた。W杯への思いは誰よりも強い。

 間近で南野を見てきた宮沢監督は言う。「目標に向けてやるとスイッチを入れていた。さすがやな、と。僕は絶対にW杯に間に合うし、きっと彼が日本を目標の場所に押し上げてくれると思っている。そしたら、来年夏に大宮に来てもらえたらと(笑い)」。森保ジャパンで最多26得点を決めてきた南野。復活のストーリーは着々と進んでいる。