給湯温度を「42度」から「40度」に下げるよう家族に言われました。たった2度の差でも、ガス代はどのくらい安くなるのでしょうか?

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シャワーを浴びるときのガス代をなるべく安くしたいと考えている人もいるでしょう。 ガス代は使用する水量だけでなくお湯の温度によっても変わってくるため、給湯温度の設定を下げることで節約につながります。 本記事では、シャワーの給湯温度を42度から40度へ変更した場合のガス代について、そのほかの節約方法とともにご紹介します。

ガス代の計算方法

1回のシャワーにかかるガス代は「お湯の上昇温度×水量÷熱効率÷発熱量×従量単価」で算出できます。
東京都水道局によると、4月の都庁付近における水道水の水温は14.1度です。14.1度から42度に温度を上昇させる場合のガス代を、以下の条件で計算してみましょう。
 

・水量:シャワーを15分間流しっぱなしにした場合の水量とされている約180リットル
・熱効率:従来型の給湯設備の熱効率である80%
・発熱量:都市ガス1立方メートル当たり約1万750キロカロリー
・従量単価:東京ガス 東京地区の一般料金B表(月間使用量21~80立方メートル)より「26年4月検針分」149.94円

(42度-14.1度)×180リットル÷80%÷1万750キロカロリー×149.94円=87.55円
上記の条件だと、1回のシャワーに15分かけた場合のガス代は、約88円となります。

給湯温度を2度下げるとガス代はいくら安くなる?

上記と同じ条件で、給湯温度を42度から40度に下げた場合のガス代を計算してみましょう。
(40度-14.1度)×180リットル÷80%÷1万750キロカロリー×149.94円=81.28円
約81円となり、給湯温度を42度にした場合よりも約7円安くなる計算です。
1日15分ずつ毎日シャワーをした場合、1ヶ月で約210円、1年で約2555円の節約になる可能性があります。

お風呂のガス代を節約する方法

お風呂のガス代を節約するには、給湯温度を下げる以外の方法もあります。
例えば、シャワーの時間を短くしてみるとよいでしょう。東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合の水量は約36リットルなので、1分間だと約12リットルです。
仮に、シャワーの時間を1分短くして14分間浴びた場合、ガス代は以下のようになります。
(40度-14.1度)×168リットル÷80%÷1万750キロカロリー×149.94円=75.86円
15分浴びた場合より5円以上の節約が可能です。
シャワーの時間を短くすることが難しければ、節水シャワーヘッドに交換するのもひとつの方法です。1回のシャワーに使用するお湯の量をおさえられるため、ガス代だけでなく水道代の節約にもつながります。
また、ガス会社や契約プランを見直してみるのもよいかもしれません。都市ガス自由化により都市ガス会社を自由に選べるようになったため、家族の人数やガスの使用状況にあった会社やプランに変更することが可能です。
ガスと同時に電力会社も見直し、ガスと電気をセットで契約できるプランなども検討してみましょう。

給湯温度を「42度」から「40度」に変更すると、シャワー15分間のガス代は約7円安くなる場合がある

1回のシャワーにかかるガス代はお湯を上昇させる温度によって変わります。そのため、給湯温度の設定を下げることでガス代をおさえることが可能です。
今回の試算では、水温14.1度の水で15分間シャワーを浴びる場合にかかるガス代は、42度の場合だと約88円ですが、40度だと約81円になり、約7円節約できます。
お風呂のガス代を節約するには、シャワーの時間を短くしたり、ガス会社や契約プランを見直したりする方法もあるため、検討してみるとよいでしょう。
 

出典

東京都水道局 水質に関するトピック 水道水の水温
東京ガス株式会社 ガス料金表 料金単価計算表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー