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高級ミニバンとしての地位を確立

6月21日に新型が発表となったトヨタのフラッグシップミニバンであるアルファードヴェルファイア。基本的なスタイルは先代を踏襲するものの、単なる兄弟車関係だった先代から、アルファードはよりラグジュアリーに、ヴェルファイアはよりスポーティに変貌を遂げ、エンジンのラインナップや乗り味の味付けまでしっかり差別化を図ったことが大きな違いとなる。

【画像】新型アルファード/ヴェルファイア【詳細】 全206枚

そんなアルファードヴェルファイアはその広い室内空間や、高級車を目指して作られた静粛性の高い室内や快適な乗り心地などが評価され、すでに多くのVIP用の送迎車などにも採用されている。


新型アルファードヴェルファイア

その一方で、押し出しの強いルックスが故にカスタマイズのベースとしても人気が高く、良くも悪くも目立つことで一部のユーザーがSNSなどで悪目立ちしてしまうことで好印象を抱いていないネットユーザーも少なくない。

また新型では最上級グレードのエグゼクティブラウンジと上級グレードのZ系グレードのみの展開となっており(アルファードの福祉車両にのみGグレードが存在)、スタート価格が大幅に向上した点も賛否の分かれる点となりそうだ。

ただ実際は発表前の事前受注も殺到しており、すでにアルファードヴェルファイア共に一時受注停止になっているという販売店もあるほどで、実際に購入を検討しているユーザーからの評価は高いと言えるだろう。

ではネットでの反応はどうなっているのか、オートカーの記事に寄せられた意見を中心に見ていきたい。

落ち着いたデザインは好印象、EVモデルの登場に期待

新型アルファードヴェルファイアは従来のイメージを踏襲したデザインを採用しつつも、従来型にあったトゲトゲしさが若干抜け、マイルドな雰囲気となったことを評価する声が多く聞かれた。

特に従来型はオーバーデコレーションであり、新型となってスッキリとした印象になったという評価をする声が複数あり、アルファードに設定された新色の「プレシャスレオブロンド」は優雅なボディラインを強調する落ち着いたいいカラーという意見も見られた。


マイルドになったデザインと新色の「プレシャスレオブロンド」で落ち着いた雰囲気は好評

また今回の発表では詳細については触れられなかったものの、今後追加されることがすでにアナウンスされているPHEVモデルについても、現在のところミニバン×PHEVの組み合わせは存在していないことから、登場を期待する声がある一方で、どのくらいの金額になるのか不安視する声もあるようだ。

そして意外だったのは、スタート価格が大幅に上がった車両本体価格についても、Zのガソリン車と同等クラスとなる従来型の2.5S Cパッケージと比較すると充実した装備を鑑みるとそこまで値上がりしていないという意見もあったこと。

確かにパッと見はかなり高額になった感もあるが、高級ミニバンとして着実に進化した内容を考えると一概に値上がりしたとも言えず、今後エントリーグレードの追加などがあれば、より買いやすいモデルともなりそうだ。

現状ではまだ実際に走らせた上での話ができないため、パワートレインについての意見はほとんどなく、この辺りは今後、実際に実車に触れる機会が増えてくるにつれてさまざまな意見が出てくる部分といえるかもしれない。

ヴェルファイアのスポーティ路線に疑問の声

デザインがスッキリしたという行為的な声もある一方で、やはり押し出しの強いデザインになじめないという意見もあり、2代目(20系)の頃のデザインが恋しいという声もあった。

インテリアに関しては高級感がアップしたことは歓迎しつつも、先代型に備わっていた助手席電動オットマンが非装着となっている点に言及し、2列目シートに座るVIPのことを考えすぎて助手席にパートナーが座ることが多いファミリーユースへの配慮がおろそかになっているのではないかという指摘の声も聞かれた。


2.4Lターボエンジンを搭載し、専用のサスペンション・チューニングやボディ補強などでスポーティ色を高めた新型ヴェルファイア

その他ではヴェルファイアをスポーティなグレードとして残したことについて、高級ミニバンでスポーティさを求めるユーザーがどのくらいいるのかを疑問視するという声も見られた。

また発表時点ですでに多くの販売会社でオーダーストップとなっている件や、一部販売店では抽選販売となっていることについて、新型車を出すのはいいが欲しいと思ったユーザーが買えない状況が長く続くのはいかがなものかという意見もあった。

それ以外の否定的な声については、新型アルファードヴェルファイアについてというよりは、従来のアルファードヴェルファイアオーナーに対する負のイメージが先行したものが中心となっており、ネットユーザーの高級ミニバンに対するアレルギー反応が顕著に表れた結果となってしまっている。

とはいえそれだけ注目度が高い車種であることは間違いないので、実車を街中で見かけるようになったタイミングでどんな評価になっているのかも気になるところだろう。