【中国BBS】“中国5000年の歴史”はウソ…実際は60年?
中国大手検索サイト「百度」の掲示板に「日本の学者が中国5000年の歴史を否定し、60年しかないと侮辱した」というスレッドが立てられた。スレ主が伝えた情報に対し、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
スレ主は、“嘘だらけの日中近現代史”の著者で憲政史学者の倉山満氏が、「5000年の歴史というイメージはまやかしであり、実際は60年の歴史しかない」と主張していることを紹介した。
倉山満氏の主張に対して「中国がいなかったら日本なんて未開の野蛮人だったくせに!」、「古代中国の歴史がないのなら、今の日本はどこから来たのだ?」など、この主張は受け入れられないというコメントが寄せられた。さらには「この畜生め、死ね!」と怒りの感情むき出しのユーザーも。
しかし、大半のコメントは意外にも「同意する」というもので、「中国は確かに60年ちょっとの歴史しかない。中華民族は5000年の歴史だ。君は中国が1949年に成立したのではないと言えるのか?」、「中華の大地の歴史は4000年前後だ。黄帝や炎帝は伝説上の人物だから数えられない。中華人民共和国の歴史というなら60年で何も間違っていない」などの意見が並んだ。
ほかにも、「この学者が言っているのは新中国でのことで、真の中国のことではない」という意見や、「比較の仕方によるな。良い点を見れば5000年の歴史だが、悪い点を見れば60年の歴史しかない。いや、30年ともいえる」と、改革開放が始まった30年前から数えるという意見もあり、いずれも驚くほど冷静なコメントだ。
中国の歴史をどこから数え始めるかは異論がある。夏王朝は紀元前2070年ころからなので4000年の歴史といえるが、実在が確かではない。実在した証拠のある商王朝(殷)は、紀元前1600年ごろからなので3600年ほどの歴史となる。現在の中華人民共和国は、1949年10月1日に建国されたので、建国から数えると今年で64年ということになる。
治める国の名前が変わろうとも、中国が悠久の歴史を持つことは事実だ。しかし、古代中国が生み出してきた優れた思想概念や伝統、文化などはほぼ失われたと言っても過言ではない。倉山満氏が60年と主張したのは、過去の中国と現代の中国はまったくの別物という意味を込めたものなのかもしれない。(編集担当:畠山栄)
