Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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静岡市役所の前にあるこの小さな店。しかし、昼になると、次々と客がやってきます。

(客)
「うまいし、ボリューミー」

(客)
「この値段で、このボリュームは安い。頑張ってると思う」

実はここ、テイクアウト専門の弁当店。それもちょっと変わっていて、メニューはお高いイメージの「うな丼」とボリューム満点の「からあげ丼」のみ。しかし、驚くのはそれだけではなく、衝撃的な安さ。メニューの値段を見て思わず足を止める人も。

(客)
「これはと思って…安くてちょっとびっくりなんですけど」

一方、静岡市中央卸売市場にも、なんと朝6時から客でにぎわう店が。

(客)
「野菜たっぷり。このボリュームで価格がすごく良心的」

(客)
「お得すぎちゃう。普通じゃ食えない」

店内で食べられる食事も安くておいしいと評判ですが、特に人気なのは種類豊富で、とにかく安いテイクアウト向けの弁当の数々。

(客)
「いつも『のり弁』500円の『のり弁』です」

(客)
「ハンバーグもおいしいオムライスも好きでよく買っている
Q.お値段は?
「コンビニより安い」

一体どれほど安いのでしょうか?

今回は、静岡市内で発見した大人気の激安弁当店、その秘密と魅力を大調査します。

静岡市内で発見した大人気の激安弁当店。その秘密と魅力を大調査。

まずは、静岡市役所の前に、先月オープンしたばかりのテイクアウト専門店「どん吉」へ。

昼時には客が次々とやってきて早くも人気のようですが…。

その理由が衝撃すぎる値段。メニューを見て思わず足が止める人も。

(客)
「通り過ぎたら、とり唐丼とうな丼という文字が目に入ったので、安くてちょっとびっくりなんですけど、こんなに物価が上がっている中で非常に助かります」

驚くのもそのはず…この「からあげ丼」、なんと500円なんです。唐揚げを数えてみると…。

(取材ディレクター)
「1、2、3、4、5、6、7個あります」

唐揚げがゴロゴロ入って、ワンコインとは思えないボリュームです。

(客)
「お味の方はいいですよ」

(客)
「味もうまいし、ボリューミー。500円でなかなか満足できるのはない」

さらに驚きなのが、この「うな丼」。なんと700円なんです。

(取材ディレクター)
「うな丼なんですけど、カットされたウナギがのってます」

(客)
「切れ端だとしても量は結構しっかり入っている。この値段でこのボリュームは安い。頑張ってるなって感じです」

それにしても、こんな安い値段でやっていけるのでしょうか?その理由を探るため、オープン前の厨房を見せてもらうと…。

(取材ディレクター)
「結構狭いですね」

(どん吉 藁品 勝太郎さん)
「そうですね、かなり…」

NA店の広さは、わずか4坪。この狭さが安さのポイントでした。

(どん吉 藁品 勝太郎さん)
「ワンオペでも店を回せるように、全部手が届くようなサイズで作っている」

家賃も安く抑えられるため、その分、安く提供できるのです。

さらに、唐揚げは提携する工場で製造することで、店では仕上げのみで提供できるため、スピーディーに、一人でも対応が可能となり、必要な分だけ使えるので食材ロスも最小限に。無駄なコストを徹底的にカットすることで、この価格を実現しているのです。その一方で、味へのこだわりも忘れていません。

(どん吉 藁品 勝太郎さん)
「鶏もも肉にこだわって、10~20種類は食べ比べて決めました」

そして、どう考えても安すぎる700円のうな丼は…。

(どん吉 藁品 勝太郎さん)
「かば焼きの加工する際に出てくる端を仕入れさせてもらって、何千円もするうなぎと比べると見た目は正直悪いかもしれませんけれども、クオリティは全く変わらないので」

見た目ではなく味で勝負!その分、価格を抑えていたんです。オープンして1か月、すでに次の展開も考えているといいます。

(どん吉 藁品 勝太郎さん)
「できれば種類を増やしたいなと特に常連さんからもっと種類を増やしてほしいとおっしゃっていただいているので、できれば2種類ぐらい増やして4種類ぐらいでぐるぐる回していきたいなと思っています」

続いては、朝から活気に満ちた静岡市中央卸売市場。まだ朝6時ですが、すでに多くの人たちが働いています。

そんな人たちの胃袋を支えているのが、市場内に2025年オープンしたばかりの「キッチンむらかみ」一般利用も可能な人気の食堂です。店内に入るとそこには手作り弁当がずらり。

(客)
「いろいろな種類あって、ハンバーグもおいしいですし、あとオムライスも好きでよく買ってます」

ほんのり甘めのチキンライスを、薄焼き卵で包んだ「オムライス」。これで、驚きの600円。さらに。

(客)
「いつも『のり弁』。500円の『のり弁』ワンコインですよ」

サクサクの白身フライに、香ばしいちくわの磯部揚げ。定番のおかずがしっかり入って、このボリュームでまさかの500円。

好きな天ぷらを選べる天丼は450円から。

これは、この日の全種類を1つずつのせましたが、それでもなんと850円。

(客)
「おいしいし、コンビニより安いです」

(客)
「味いいよ。だから毎日来てるんですよ」

さらに店内では、出来立ての食事も。

これは人気の「鳥だしうどん」。鶏のうまみがしっかり効いた出汁に、ショウガが香るスープ。そこに野菜がたっぷり。これを求めてやってくるファンも。

(客)
「きょうはうどんの日だと思って…鶏だしがクセになる感じで、また食べたいと思って来ちゃった」

他にも、店主一押しなのが。

(客)
「めっちゃおいしいです。これが900円で出てくるなんて」
Q.え?900円?
「900円です」

「今日のワンプレートランチ」。

ハンバーグに、ナスの揚げびたしをソース代わりにのせ、さらにネギとみょうがをたっぷりと。ごはん、サラダ、スープもついて900円です。これに魅了された人も。

(客)
「この写真全部僕なんですよ。毎日僕が勝手に食べるんで、勝手に写真を撮って、勝手にインスタにのっけてるだけです。(日替わりは)800円から900円。これが安すぎるんですよね。お得すぎちゃう」

ところで、なぜこれだけの内容で、安く提供できるのでしょうか?

(KItchen Murakami 村上 高行さん)
「市場という利点もあって、魚や野菜を安く仕入れることができる」

市場にあるということで、食材を安く仕入れられるといいます。さらに。

(KItchen Murakami 村上 高行さん)
「食材をうまく使う、無駄なく使う。大根だったら、これとこれとこれにも使えて、この端っこはお味噌汁に入れることができる。余ることなく全部使う」

そして、夫婦で切り盛りすることで人件費も最小限に。こうした積み重ねでコストを抑え、価格に反映させているんです。

(KItchen Murakami 村上 高行さん)
「自分たちも長く商売したい。毎日でも来ていただきたいと思っている。それに対してどうしたらいいのか常々考えながらやっている」