「食洗機」と「手洗い」どっちが得? 食洗機はどれくらい使えば、本体代の“元が取れる”のでしょうか?
食洗機は何年使うと手洗いよりお得になる?
今回は、家族3人分の食器を洗うとして試算しましょう。ある会社が公表した試算によると、3人分の食器を洗うのにかかる費用は手洗いで1回当たり約34円(洗剤代、ガス代、水道代の合計)、1日に2回洗うとして年間約2万4800円となります。
一方、3人分の食器を入れられる食洗機を使用した場合の1回当たりの費用は24.2円(洗剤代、水道代、電気代の合計)、1日2回洗った場合、年間約1万7700円です。このメーカーの食洗機の値段は6万6000円になります。
年間の費用差は、手洗いの方が7100円高い計算になります。食洗機の値段が6万6000円なので、費用差が食洗機の購入費を上回るのは「6万6000円÷7100円」で約10年です。つまり、10年以上使用すると、食洗機を使用した方がお得になります。
食洗機の大きさで費用はどれくらい変わる?
3人ではなく、5人分の食器を洗える食洗機の場合でも比較してみましょう。こちらも、先ほどと同じ会社の試算を使用します。まず、5人分の食器を手洗いすると、1回当たり約63.4円、1日2回洗うとして、年間約4万6200円かかります。
一方、5人分の食器を洗える大容量タイプでは1回当たり約30.5円、1日2回洗うと、年間約2万2300円です。このメーカーの食洗機本体の値段は9万9000円になります。
手洗いと食洗機使用時の費用差は年間約2万3900円です。食洗機の購入費を上回るのは「9万9000円÷2万3900円」で約5年になります。3人分のときと比較すると、大容量タイプの方が、より元が取れるタイミングが早いといえるでしょう。
ただし、今回はあくまである会社の商品を基にした試算のため、食洗機の種類によっては金額が変動する可能性があります。実際の費用差の目安やどれくらいお得になるかなどの疑問点は、購入時に店舗の人に聞いてみるのもよいでしょう。
食洗機購入時の注意点
食洗機を購入する際、必ず設置予定の場所の大きさを測っておきましょう。食洗機を設置する場合、その大きさに少し余裕を持った広さで、水平を保てる場所の確保が必要です。さらに、食洗機の上に余裕を持った高さも求められます。
加えて、高さや広さの条件を満たしていても、置いてみたら手が届きにくい、シンク横なら蛇口に食洗機のフタが当たってしまうなどの可能性もあります。距離感がイメージしにくいときは、似た大きさのダンボールを実際に置いたりメジャーを使って印を付けたりしてみるとよいでしょう。
食洗機には、水栓式とタンク式などがあります。水栓式は、蛇口によって使えるパーツが変わります。また、賃貸物件の場合、水栓式を取り付けても問題がないか、賃貸時の条件をよく確認しておきましょう。
水栓式が付けられない場合は、使用するたびに水をタンクに補給するタンク式の検討が必要となります。
大型の食洗機になるほど早い段階で元を取りやすい
食洗機のメーカーにもよりますが、今回の場合は3人分の食器洗いで約10年、5人分だと約5年で手洗いよりも食洗機の方がお得になる計算です。つまり、大型の食洗機になるほど、元を取れるタイミングは早いといえるでしょう。
ただし、手洗いのときの水や洗剤の使い方、お湯の使用度合いなどによっても変わる可能性があるため、今回の例はあくまでも参考としてください。
食洗機の購入を決めた場合、初めにすることは設置場所のサイズ測定です。食洗機購入後に使いにくい、あるいは使えない事態を防ぐためにも、高さや奥行きはしっかり測っておきましょう。ただ置けるかだけでなく、使うときに不便がないかを確認することがポイントです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
