上司や経営者の言動一つで、部下のモチベーションは一気に冷え込む。投稿を寄せた50代男性(愛知県/サービス・販売・外食)は、かつて勤務していた派遣会社での理不尽すぎる社長の言動を打ち明けた。

当時はリーマンショックの真っ只中。世界的な不況の波は男性の職場にも押し寄せ、派遣先の仕事が激減していた時期だったという。(文:篠原みつき)

同業他社から「空き寮を貸してほしい」という打診

不況の影響で派遣スタッフは次々と雇止めになり、会社の寮も空室だらけの状態だった。そんなある日、社長が突然ミーティングを開き、社員を集めた。

「同業他社から『空いている寮を貸してほしい』という打診があったらしく、それについて社員の意見を聞きたいとのことでした」

苦境を脱するアイデアを求めているようにも見えるが、この社長は日頃からハラスメント気質だった。社員たちは常に顔色を伺っており、会議は重苦しい沈黙に包まれていたようだ。

「おめーら、仕事取ってくると言えねーのか!」と豹変

誰もしっかりとした意見を言わずにいる中、いよいよ男性の番となる。ここで社長は「ちゃんと聞くから、もっとハッキリ言っていいよ」と促してきたという。こうまで言われた男性は、ならばと率直な意見を述べた。

「雇止めが続いて寮は空室ばかりなので、少しでも収入になるなら貸すのもありだと思います」

空室を遊ばせておくよりは、少しでもキャッシュを得るべきという現実的な提言だ。ところが、この回答が社長の逆鱗に触れた。

「すると社長は突然キレて、『おめーら、同業他社が仕事取ってきたってことは仕事があるってことだろ!だったら「自分が仕事取ってくるから貸さなくても大丈夫です」くらい言えねーのか!』と怒鳴り散らしたのです」

「ハッキリ言え」と促しておきながら、自分の期待通りの「精神論」が返ってこなかったことに憤慨したのだろう。

その瞬間、男性の心の中では「この人は尊敬できない」という確信が生まれたという。

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