マンUがクリスタル・パレスのザハの獲得を狙っているようだ【写真:Getty Images】

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マンUが7年前に獲得した移籍金の7倍になる金額を用意 その秘密は売却時の契約にあり

 低迷が続くマンチェスター・ユナイテッドが、クリスタル・パレス所属のコートジボワール代表MFウィルフレッド・ザハを来夏に買い戻す計画を立てているようだ。

 英紙「ザ・サン」によればユナイテッドは7000万ポンド(約97億7000万円)の獲得資金を用意し、獲得レースをリードしているという。

 コートジボワール生まれのザハは幼少の時にイングランドへ移住し、クリスタル・パレスのアカデミーでプロ選手を目指していた。そして、2010年にトップチームへ昇格し、プロデビューを果たした。その後2013年1月にマンチェスター・ユナイテッドと契約。シーズン終了まではクリスタル・パレスにレンタルされて、ユナイテッドへは翌シーズンから本格的に加入することになった。

 しかし、アレックス・ファーガソン監督が勇退した後のユナイテッドでザハは定位置を確保できず、2014年1月にはカーディフへレンタルされた。その翌シーズンとなる2014-15シーズンはシーズンの頭からクリスタル・パレスにレンタルへ出され、冬の移籍市場でクリスタル・パレスに買い取られることになった。

 2013年にユナイテッドと契約した時はアーセナルと獲得を争ったこともあり、移籍金が1175万ポンド(約16億4000万円)となった。しかし、ユナイテッドがクリスタル・パレスへ売った時の移籍金は380万ポンド(約5億3000万円)で、2年で4試合しか出場させずザハの価値を下落させた。

 27歳となったザハは過去の失敗移籍を払拭したいと考えているようで、かつて挑戦したユナイテッドへの移籍を前向きに考えているという。しかし、アーセナルなど他クラブも獲得を考えているようで、ユナイテッドはそういったライバルに差をつけようと、7000万ポンド(約97億7000万円)という高額なオファーで先手を打とうとしている。

 その裏には、ユナイテッドからクリスタル・パレスへの移籍時にクラブ間で交わした契約内容も関係しているという。クリスタル・パレスがザハを他クラブへ売却した際には、その25%がユナイテッドに支払われることになるといった条項があるようだ。それを考慮すると、ユナイテッドは7000万ポンドの移籍金を支払ったとしても、5250万ポンド(約73億3000万円)で獲得できるという仕組みとなっている。

 いずれにしてもザハはクリスタル・パレスに戻ってから飛躍し、その価値を大きく高騰させた。さらに自身の価値を高めるために、再びユナイテッドに移籍するのだろうか。動向が注目される。(Football ZONE web編集部)