韓国・文在寅大統領の最側近で、9月9日に法相に就任した者国氏。これまで、娘の大学への不正入学疑惑や一家が投資していたファンドの問題などが既に判明、疑惑が玉ねぎの皮のように剥いても剥いても終わらない“玉ねぎ法相”と呼ばれてきた。そこに今度は「年齢詐称」の疑惑が新たに浮上した。

【写真】者国氏の年齢詐称疑惑の証拠として公開された名簿


者法相

 者氏はこれまで、1965年4月生まれで現在54歳と報じられてきた。韓国一の名門・ソウル大学法学部に1982年春に入学、当時16歳11か月で「史上最年少で入学」という経歴が、その“天才伝説”に箔を付けてきた。

 ところがこの経歴について、元野党議員のカン・ヨンソク弁護士が9月、YouTubeでこう告発し始めた。

「者国の出生の秘密を明かす。これまで16歳でソウル大学法学部に入ったとされていたが、とんでもない。彼は(1965年ではなく)63年生まれなのだ」

 事実であれば、大学入学時点で18歳であり、ごく普通の経歴である。カン弁護士はその証拠として、者氏が軍隊所属時代の名簿(写真)を掲げている。そこには若き日の短髪の者氏の顔と名前、そして「1963年4月6日」生れと記されているのだ。

 ソウルで、カン弁護士に取材を申し込むと、次のように説明した。

「全部本当です。者国の同世代のソウル大学出身者から名簿を提供され、YouTubeで公開したのです。なぜ疑うのですか? 疑問の余地はありません」

 法相が年齢詐称となれば、進退問題に発展する可能性もあり、者氏の今後この疑惑にどう答えるか注目される。

 9月26日(木)発売の「週刊文春」では、反日を掲げる文大統領が「日本好き」だった過去や、者氏の他の疑惑、抜擢した文大統領の思惑、安倍対韓外交の誤算など、揺れる日韓の現場を徹底取材で報じている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月3日号)