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自転車の悪質な交通違反に対する反則金制度(いわゆる「青切符」)の導入が注目を集めています。

弁護士ドットコムニュースが読者から体験談を募ったところ、「自転車は車道が原則」とされる中で、ドライバーが日常的に直面する「理不尽なトラブル」や「事故への恐怖」が寄せられました。

●接触してないのに「車のせい」に…

兵庫県在住の50代女性は、車道を走る自転車をめぐり、言いがかりのような要求を受けたといいます。

「70代の男性が車道を自転車で走行中に転倒し、その場をたまたま兄が運転する車が通りかかりました。車にはまったく接触していないのに、兄のせいにされたのです。

男性本人は『勝手にこけた』と認めていたのに、奥さんが『車がぶつかってきた!治療費と修理代を払え』と主張し、兄はトラブルを避けるため10万円を払って帰ってきました。

今後、車道を走る自転車が勝手に転倒しても、自動車の責任にされるケースが増えそうで怖いです」

また、当て逃げ被害に遭い、解決に至らないまま「泣き寝入り」となったという声もあります。

「停車中の車の横を高校生の自転車が通り抜ける時に、15センチくらいのキズを付けられました。制服から学校もわかり通報しましたが無視され、警察にも届けましたが犯人は見つからないまま、20年が過ぎました」(栃木県・50代女性)

●ドライバーを襲う「予測不能な動き」

安全確認を怠る自転車や、道路環境に起因するヒヤリハットは、日常茶飯事のようです。

「雨の日、並走していた自転車が路上駐車の車両を回避するため、まったくこちらを確認せずに車道中央へ寄ってきました。こちらが減速して回避してなければ接触していました。違反は自転車なのに、もし当たっていたらどうなるのかと疑問です」(大阪府・40代男性)

「『止まれ』の標識があるにもかかわらず、高校生や外国人がそのまま突っ込んでくるので、急ブレーキをかけて停まることが時々あります。青切符制度を導入するからには、小学生の頃から道交法の勉強をする機会が必要ではないでしょうか。

自転車は手軽な乗り物ですが、被害者にも加害者にもなり得ます。ルールを守れば便利な乗り物ですが、無視したら凶器になりかねません」(福岡県・50代男性)

「歩行者のように横断歩道を優先的に走ってくるので、急ブレーキになることが何度かありました。青切符導入ですが、人間は悲しいかなお金が絡むと認識度合いも違ってくるようで、交通ルールの遵守徹底には効果が大きいと思い、賛成の立場です」(京都府・60代男性)

●車道走行による「渋滞」を懸念する声も

自転車の車道走行が広がることで、交通の流れへの影響を懸念する声も目立ちます。

「車で走っていると、バスが低速になることがありますが、その原因は自転車です。車もセンターライン寄りに走るので、対向車同士ぶつかりそうになります」(大阪府・70代女性)

「車を運転している側からすると、自転車が道路を走っていると、転んだらどうしようと思うとなかなか追い越せないし、自転車の後ろに長い渋滞ができているのを時々見かける」(千葉県・60代女性)

「ロードバイクの1列に長々と連なる集団も何とかしてもらいたい。さすがに5台とかになると抜けるタイミングがなかなか難しい。『何台まで』と制限がほしい。せめて3台が許容範囲です」(栃木県・50代女性)

日々道路を走るタクシードライバーからも、厳しい指摘が届きました。

「信号無視や一方通行の逆走、広い道路でも平然と逆走してきます。脇道からの飛び出しも多く、16年タクシーに乗っていますが、道路に出る時に一時停止して安全確認をしている自転車はほぼ記憶にないです。

仕事で車を使っている人は生活がかかってます。自転車から接触転倒されて怪我でもされたら、罰則で減点、罰金、免停になったら仕事ができなくなります」(神奈川県鎌倉市・70代男性)

新たなルールの導入が、自転車利用者のマナー向上につながることを期待する声は多いようです。