アカデミー賞、AI俳優・AIによる脚本の受賞に線引き
アカデミー賞の審査にもAIの影響が…。
先日、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが新しい資格審査規定を発表しました。今後、演技部門においては「映画のクレジットに記載され、本人の同意のもとで人間が実際に演じたことが明確に証明できる役」のみが対象となるとのこと。脚本部門についても、「審査対象となる脚本は人間が執筆したものに限る」と明確な言葉で定義されています。
AI俳優、AIで亡くなった俳優の再現
ここ数カ月、AIで生成された俳優を「未来の姿」として打ち出すAI企業も出て来てたり、さらに、映画『トップガン』で有名な故ヴァル・キルマーさんも近日公開予定の映画『As Deep as the Grave』で生成AIによって再現・出演しているのですが、こちらも論争を呼んでいます。
この作品が対象となるかどうかについて委員会ははコメントを控えており、「個々のケースに応じて検討していく」と映画芸術科学アカデミーCEOのビル・クレイマー氏は述べています。
その他の変更点は?
今の時点では、視覚効果や衣装デザイン、音楽などの他部門でのAIの使用についての規定はまだ設けられていません。ただ、今回の動きは大きな一歩であり、他の賞レースも指針を考える際の土台にもなってくるでしょうね。
また、今回の発表では、他にも変更点がありました。俳優が同一部門で複数の演技でのノミネートが可能になったこと、そして国際映画部門では国や地域ではなく映画そのものがノミネート対象として扱われるようになったことです。変更点の全リストはこちらで確認できます。

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