KRY山口放送

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アメリカの美術館が所蔵する北斎、広重らの花鳥版画を集めた企画展が山口県立萩美術館・浦上記念館で始まりました。

ツバキとシジュウカラ、それに中央の余白で情感あふれる歌川広重の作品。「ケシ」が風にたわむ一瞬を捉えた葛飾北斎の作品など。

県立萩美術館・浦上記念館でロックフェラー・コレクション花鳥版画展が開会し関係者がテープカットをして祝いました。

アメリカの大富豪・ロックフェラーJrの妻アビーは、四季を彩る草花や樹木に、鳥や虫などを取り合わせたいわゆる「花鳥画」を好み1916年(大正5)から20年かけて700点以上を収集しました。

展示されている花鳥版画は、収集したアビーがアメリカの芸術大学付属美術館に寄贈しているものの一部で北斎、広重の作品を中心に約160点あります。

日本では35年ぶりの開催です。日本文化への関心が高まったいわゆる「ジャポニズム」は、明治に入ってアメリカ全土へと広がり、現地のポスターやデザインなどに大きな影響を与えました。

(浦上記念館 吉田洋子 学芸課長)
「花鳥版画は、日本ではなかなかまとまって持っている所はすごく少ない」
「そういったコレクションが日本に里帰りして見せていただくのはとても貴重なチャンス」

県立萩美術館・浦上記念館の開館30周年を記念して始まったロックフェラー・コレクション花鳥版画展は、5月31日まで開かれています。