葬式で号泣する見知らぬ女性にギョッ、「どちら様?」と聞いてみたら/びっくり体験人気記事
==========
葬儀は、その人の人生最後の舞台でもあります。葬儀をみると、故人がどのような人生を送ってきたのか推し量ることができるかもしれません。今回は、小さい頃から世話になっていた叔父のお葬式である不思議なトラブルに見舞われたエピソードをご紹介します。
今回、このお話を伺ったのは睦美さん(仮名・34歳)。彼女の父方の叔父(68歳)が、病に倒れ、闘病の甲斐なく他界してしまった際のお葬式でのエピソードです。
睦美さんの叔父は、飲食店を複数店舗経営する実業家でした。実業家らしく明るく朗らかで人当たりの良い叔父に睦美さんも昔からよく懐いていて、叔父の方も睦美さんを幼いころから可愛がってもらっていたとのこと。
「自分の父親はいわゆる普通のいたって真面目なサラリーマンだったので、良くも悪くも正反対だった叔父が余計にかっこよく見えたのかもしれませんね。派手なものが大好きでいつもお洒落な洋服を着ていて、社交好きでした」
◆胃がんが発覚し、突然の余命宣告
睦美さんが大人になってからも、何かと交流があったそうですが、半年前の健康診断で進行性の胃がんを患っていることが判明しました。病状は深刻で、腹膜播種状態で余命は3ヶ月だと宣告されてしまいました。
「その知らせを聞いたときは本当にびっくりしました。まさか叔父がそんな大病を患っていただなんて……なにがあっても死なないくらいいつも元気だったものですから」
睦美さんは仕事帰りに病室に足を運び、叔父をできるだけ見舞いました。ただ病魔には勝てずに主治医の宣告通り、3ヶ月後に亡くなってしまいます。
◆ハワイが好きだった叔父のためのお葬式
ハワイが好きで、リタイヤしたら余生はハワイで過ごすと決めていた叔父のために、叔母はハワイ風の葬儀にすることに決めました。
祭壇にハイビスカスを敷き詰めたり、BGMをハワイアンにしたり、叔父に少しでも南国情緒を味わってもらえるように様々な工夫を施しました。
「一部の親族からは反対もあったみたいですが、私はやってよかったと思っています。とても叔父らしい葬儀でした」
葬儀は滞りなく執り行われ、一同は併設された火葬場へ向かいました。そこで参列者一同がある異変に気が付きます。
◆会場に響く嗚咽に異変を感じ取る
親族一同が棺の周りに詰め寄って、最後のお別れをしていると後ろの方ですすり泣く声が聞こえたのです。
「こういう場ですし、泣いているだけだったら誰も気にはしません。でも、やがてすすり泣きの声は大きくなり、次第に嗚咽へと変化していって…」
もちろん、故人との最後のお別れの場。関係が深ければ深いほど冷静ではいられません。ただ、嗚咽があまりにも激しくなり、睦美さんを始めとした親戚一同もとうてい無視できるものではなくなり、ちらりとそちらの方を見ました。
◆嗚咽し涙を流す女性は何者?
「その声の主は、私の知らない女性でした。私よりは少々歳が上のようでしたが、叔父よりははるかに歳下の女性でした」
その女性は泣きながら棺に近づいてきます。激しく取り乱し、涙がぽろぽろと棺の上に落ちていきました。
叔母が「あのう、どちらさまですか?」と尋ねました。
叔母の声が耳に入らないのか、それとも聞こえていて無視をしているのか、叔母の声掛けには一切反応せず、嗚咽の勢いは増すばかりです。女性は叔父の安らかに眠る顔に視線をあわせたまま外しません。

