「楽天モバイル最強パーク宮城」は“ラッキーゾーン”で敵に塩…これではV争い球団の草刈り場
高々と宙を舞った白球が2発、“ラッキーゾーン”にポトリと落ちた。
1日、ソフトバンクは敵地仙台で楽天に快勝。開幕から5連勝と快進撃を続けている。この日は先発した新助っ人の徐若熙が6回無失点と好投したのもさることながら、試合を決めたのが2本のホームランだ。
三回、柳田の打球は打ち損じた当たりだったものの、今季から新設された右翼の「ホームランゾーン」1号となる先制2ラン。さらに4点リードの六回にも、近藤の詰まった打球が左翼のラッキーゾーンに落下。左翼手の佐藤が必死に追いかけたが、フェンスに阻まれた。
楽天の本拠地球場はもともと本塁打が出にくい傾向があり、野手陣はかねて「テラスなどをつくってくれ」と球団に訴えていた。そこにきて、昨季は12球団最少の70本塁打と長打力不足が深刻。オフに外野フェンスの改修工事を行い、場所によっては最大6メートルも前に設置しているのだ。
もちろん、長い目で見ればこの恩恵を最も享受するのは楽天の打者だろうが、昨季優勝を争ったソフトバンクと日本ハムにとっても朗報だ。昨季、ソフトバンクはリーグ2位の101本塁打を放ち、楽天には14勝11敗。日本ハムは同トップの129本塁打で、楽天を16勝8敗1分けとカモにしていた。昨季3位のオリックスにしても、チーム本塁打はソフトバンクに1本少ないだけの100本で、楽天に15勝10敗だった。
“お得意さま”の本拠地が狭くなったのだから、昨季の上位3球団はどれだけ貯金をむしり取れるか。楽天戦での貯金が優勝争いに不可欠となってくるだろう。
今季から「楽天モバイル最強パーク宮城」に名称が変更。三木監督は試合後、「今季の球場はこれだから。去年がどうとかは思っていない」と前を向いたが、最強を決めるための草刈り場となりそうだ。
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楽天と言えば昨オフに前田健太が加入して話題をさらったが、背番号は「18」。なんと楽天のレジェンド田中将大を象徴する番号だった。いったいなぜ“外様”にこの18番を与えたのか。意外過ぎる楽天の意図とは──。
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