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最近、中古戸建て市場に「狭小3階建て」が出回り始めています。特に10年ほど前に建てられた初期の3階建ては、今のものと作りが異なる“プロトタイプ”的な要素を持っており、特有のリスクが潜んでいると、専門家は指摘します。
今回は、株式会社さくら事務所 執行役員CROの田村啓さんが、中古の狭小3階建てを購入する前に「ここだけは見ておくべき」という3つの危険なチェックポイントを徹底解説します。

■ 中古の狭小3階建てに潜む「3つの危険なサイン」
1. 床下空間が狭すぎる「ちょい半地下」リスク
初期の狭小3階建ては、高さを確保するため、床下を少し掘り下げた「ちょい半地下」のような構造になっているケースが多いと、田村さんは指摘します。
・湿気・通気の問題:下を掘り込んでいるため水がたまりやすく、湿気やカビが発生しやすい環境になりがちです。
・点検不能リスク:床下の高さが非常に狭く、人が潜れないため、インスペクターでも物理的に内部の点検ができないことが多いです。
・対策:売主様に「1階がじめじめすると聞きましたが、実際どうですか?」「大雨の時の様子はどうでしたか?」などとヒアリングをするほか、ハザードマップや浸水履歴を確認し、水が集まりやすい土地ではないかを必ずチェックしましょう。

2. 雨漏りリスクを抱える「フラットルーフ・ベランダ」
屋上やバルコニーといった「水平な部分」は、一般の傾斜屋根よりも水の処理が難しく、劣化しやすい危険なポイントです。
・屋上ルーフ(フラットルーフ):屋上付きの物件は「バーベキューができる」などと魅力的に感じますが、築10年を超えるとひび割れなどが起き、雨漏りのリスクが格段に上がります。基本的に、必要がないなら「ない方がいい」と田村さんはアドバイスします。
・ベランダ:ベランダの床の防水層にひび割れや膨らみ、ヘコみ(ベコベコとした感触)がある場合、水が回って下地の木材を腐食させている可能性があるため、要チェックです。

3. 隣接住宅による「外壁のコケ・湿気」リスク
狭小住宅はお隣と非常に近接していることが多いため、日当たりや風通しが悪くなりがちです。
・コケの発生:日当たりが悪いことで、外壁にコケが大量に発生していることがあります。
・メンテが必須:コケが生えているとそこに水分が溜まり続け、外壁の劣化が早くなります。これは将来的に雨漏りにつながる可能性があり、早めのメンテナンスが必要になるため、購入前に必ず確認すべきポイントです。

【まとめ】
初期の狭小3階建ては、床下空間の作り方など、一般的な2階建てとは異なる特有のリスクを抱えています。特に、水害リスクや浸水履歴がないかなど、建物の外側のリスクを複合的にチェックすることが重要です。
中古戸建ての購入で後悔しないために、株式会社さくら事務所のような専門家によるホームインスペクションをうまく活用し、「プロの目」で建物の状態をしっかり見極めることが大きな安心に繋がります!

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