幼い頃から医者になれと言われ…


自分の家が普通じゃないことに気づけなかった。大酒飲みの父に人生を狂わされて/毒親サバイバル(1)

子どもの人生を勝手に支配しようとしたり、暴力を振るったり、価値観を一方的に押し付けたり…。「子どもに悪い影響のある親」通称「毒親」による支配から逃れ、サバイブした人々の体験談を描くのは、自身も毒親に育てられたという漫画家の菊池真理子さんです。

そんな毒親に育てられた子どもたちにとっての悲劇は、「家族ってこんなもの」「これが当たり前のこと」と認識しながら育ち、いつしか「自分が悪い」「自分が変なのだ」と思い至ってしまうこと。

大人になってからは「自分も親のようになるのではないか」という連鎖におびえながらも、毒親のもとからサバイブした人々のエピソードを、菊池さんと彼女の担当編集・ハタノさんが実施した彼らへのインタビューをもとにお送りします。

※本記事は菊池真理子著の書籍『毒親サバイバル』から一部抜粋・編集しました。

■◆朽木誠一郎の場合

いやいや こんな愛はイヤですよ!


あんたが医者にならなかったらどうしよう


ふざけんなクソババア


お母さんはああいう人なんだから


医大生の俺ってすごい


しっかり生きようよ!


話す相手が誰もいなくなった…


母の見栄のために人生を捧げるのはごめんだ


家から離れよう


医者にならずに大学を卒業


親から植えつけられた価値観も変えられるんだな


著=菊池真理子/『毒親サバイバル』